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熊谷のインスタスポット「大温度計」撤去 猛暑日昨年の半分「過ごしやすい夏だった」

撤去される大温度計

撤去される大温度計

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 暑い熊谷のシンボルとして知られる八木橋百貨店(熊谷市仲町)の大温度計(高さ4メートル)が10月10日、撤去された。

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 夏の風物詩として地元民にも親しまれ、2018(平成30)年に国内最高気温41.1度を記録した際は多くのメディアが詰め掛けた。今年はラグビーワールドカップ開催に合わせ、市が掲げたスローガン「スクマム!クマガヤ」をデザインに取り入れたり、温度を差し示す矢印にラグビーボールを採用したりと今季限定「ラグビー仕様」の温度計で市民や来店客の注目を集めた。

 「熊谷夏の陣」と大きく書かれた大温度計。熊谷地方気象台が発表する11時と14時の気温を1日2回、スタッフが手動で矢印を動かし表示してきた。同店では「猛暑にタックル」と題し、気象台が前日17時に発表する翌日の熊谷市の予想最高気温が35度を超える「猛暑日」には、翌日(猛暑日当日)にイベントの無料開放やドリンクサービスなど店内各売り場で割引や暑さ対策にちなんだ「猛暑日サービス」を実施。今年は17日にわたって猛暑日サービスを行った。

 例年8月末をめどに温度計の撤去を行っているが、今年はラグビーワールドカップの開催に合わせて期間を1カ月以上延長。熊谷ラグビー場での試合最終日となった10月9日を待ってからの撤去となった。同店の担当者は「今年もたくさんの方が温度計の前で写真を撮っている姿を目にした。猛暑日サービスは昨年の半数で、暑さの実感としては過ごしやすい夏だったと思う」と話した。

 来年も引き続き設置する予定。

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