ジャパンラグビー トップリーグ2020が1月12日に開幕、熊谷ラグビー場では「パナソニック ワイルドナイツ」対「クボタスピアーズ」の試合が行われる。
同リーグはトップリーグ16チームが総当たりのリーグ戦で年間の優勝チームを決定する。第1節となる12日には熊谷のほか、東京・大阪・静岡・兵庫・福岡の全国6カ所で8試合が行われる。
熊谷ラグビー場で行われるのパナソニック ワイルドナイツ対クボタスピアーズ戦は、ワールドカップで沸騰したラグビー熱を引き継ぎ、日本最高峰のリーグ開幕戦とあって前売りチケットは完売、当日券はごくわずかという。
「いよいよパナソニックワイルドナイツが熊谷にやってくる」と目を輝かせるのは、熊谷ラグビー合唱団やラグビーロードランニングチャレンジなどさまざまな企画で地域のラグビー熱を盛り上げてきた臼杵健さん。「パナソニックワイルドナイツの本拠地が太田から熊谷へ移ることで、寂しく思う太田のファンもいるかもしれない。でも太田と熊谷は意外に近い、これからは両地域のファンが一緒に応援し、共にトップリーグを盛り上げていければ」と意気込む。
試合以上に注目されているのは「日本一遠い」とも称される最寄り駅から会場までの移動。JR熊谷駅から会場までは約4キロ、バスで約30分、徒歩約50分かかる。W杯の際はバスの特設乗車場や主要道路の一般車両立ち入り禁止など交通網を確保したが、今回は予定していない。
「可能な限り、徒歩で移動をお願いしたい」と呼び掛ける埼玉県ラグビーフットボール協会は、試合後にスタンプカード企画「スクマム クマガヤウォーク」を展開する。参加者は試合会場で配布されるスタンプカードを手にラグビーロードを徒歩で駅に向かい、チェックポイント「メガネのイタガキ」でスタンプを押すことが条件。駅コンコースまで歩くと「パナソニックワイルドナイツ」選手のトレーディングカード(非売品、数量限定)をプレゼントする。
当日は2万人以上の観客が移動、敷地内の別会場では熊谷市成人式も行われる。輸送手段は試合前に臨時バス(有料210円)が熊谷駅北口の埼玉りそな銀行前から運行するほか、葛和田サッカー場のパーク&ライドを予定。試合後は、バックスタンド側の西第2多目的広場から無料シャトルバス50台を運行。路線バスも通常運行している。同協会は「臨時駐車場や駐輪場もご利用いただければ」と話す。
12日の開幕戦について臼杵さんは「キックオフは13時だが開場は11時から。飲食販売やラグビーグッズなど30店舗以上が出店するので余裕を持って会場入りしてトップリーグの雰囲気を感じてほしい」と早めの来場を呼び掛ける。「かなり寒いので防寒対策も忘れずに」とも。
開場は11時。キックオフは13時。