10年後に宛てた手紙を「タイムカプセル」に入れ埋設するイベントが3月28日、熊谷市妻沼の菓子店「さわた本店」(熊谷市妻沼、TEL 048-588-0102)で行われる。
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐ目的で臨時休校やイベントの中止など、「暗くなりがちな雰囲気を何とかしたいこんな時だからこそ、ワクワクする企画を」と、10年後に開封するタイムカプセルを企画。未来への手紙を募集している。
埋めたタイムカプセルを掘り起こして開封するのは2030年3月30日。申し込み不要で個人でも団体でも参加できる。参加者は自分や家族、友人へ10年後に届けたい手紙を書いて現時点で適切な郵便切手を貼り封書に入れ、10年後に受け取り可能と思われる住所を記す。団体の場合は団体名と代表者2人の連絡先を明記し、参加者の封書を一つにまとめて用意する必要がある。申し込みは不要で、イベント当日に持参することを前提としているが、事前に同店や各支店への持ち込みも受け付ける。
企画した同店の沢田真弘さんは「自分や家族、大切な誰かに宛てて、10年後どうなっているのか。楽しい未来を信じて書いてみてほしい。将来自分がタイムカプセルを開けたときを想像するとワクワクする、こんな時だからこそ明るい未来を考え実現する力になれば」と参加を呼び掛ける。
チラシを受け取った客は「面白そう。娘や孫と一緒に書いてみたい」と話していた。沢田さんは「臨時休校や自宅待機で家族の時間も増えているはず。家族で10年後について話すきっかけにも」とも。
タイムカプセルの埋設イベントは11時~。開封は2030年3月30日11時~。参加無料。