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「熊谷うちわ祭」、山車屋台巡行など諸行事自粛へ 一日も早い終息、「疫病退散」願う

例年3日間で約75万人が訪れる熊谷の夏の風物詩「熊谷うちわ祭」の公式サイト

例年3日間で約75万人が訪れる熊谷の夏の風物詩「熊谷うちわ祭」の公式サイト

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 熊谷市が4月17日、「熊谷うちわ祭」の神事以外の祭り行事自粛を発表した。

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 「関東一の祇園」と呼ばれ熊谷の夏を告げる風物詩の同祭。「疫病退散」「五穀豊穣(ほうじょう)」を願う同市鎌倉町にある八坂神社の祭礼、江戸中期から始まったと伝えられ、熊谷の中心市街で12町区の山車(だし)や屋台が、おはやしの音色を響かせながら巡行する「山車屋台の巡行」には3日間で例年約75万人が訪れる。今年も7月20日~22日に予定されていた。

 自粛するのは、「神輿渡御(みこしとぎょ)」「山車屋台の巡行」「おはやしなどの音曲奉納」、同祭に伴う諸行事。社殿で行う神事は少人数の神社関係者により執り行う。

 年番町を務める荒川区の富田満大総代は同神社の公式サイトで、「自粛という苦渋の決断をいたしましたことにご理解ご協力を賜りますよう何卒宜しくお願い申し上げます。今年の難局を何としても乗り切り、来年は例年以上のお祭りを挙行できますよう努めてまいります」(原文ママ)と伝えている。熊谷祇園会会長の木村高広さんは「進学や就職などの事情により今年限りでお囃子会を去る子たちには大変かわいそうな思いをさせて心が痛い。残念ではあるが今の状況で自粛は当然。一日でも早い事態の終息を願って、令和3年のうちわ祭は2年分盛大に張り切りましょう」と話す。

 新型コロナウイルス感染拡大を受け、熊谷市は6月6日に予定していた「熊谷市花火大会」も中止すると発表した。近隣地域では行田市の「さきたま火祭り」、加須市の「加須市民平和祭」が中止を発表している。

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