深谷市の埼北給食センター(深谷市樫合)を運営するロワール通商が5月2日、本社敷地内でカレーの無料提供を行う。
深谷市内の小中学校で行う自校式給食調理や企業などへの弁当配達、食堂委託契約を通じ、さまざまな場所で食事を提供する同社。新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言を受け、感染拡大防止策をしながら営業を続けている。
四ツ井裕明社長は「お子さんがいる従業員も多い。学校があれば給食があるが、毎回昼食まで作って出勤する負担は時間的にも経済的にも余裕をなくす。地域の皆さんもきっと同じ」とカレールー1000食の無料提供を決めた。
同社の日替わりメニューの一つとして人気を集めるカレーライスは、数種類のスパイスをブレンドしてルーから作っているため、香りがよくコクがあるという。
当日は1家族5人前までのカレールーをドライブスルー方式で提供。利用者には鍋やタッパーなどカレーを入れる容器の持参、人との距離を保つこと、マスクの着用を求める。四ツ井さんは「私たちも初めてのことなので、皆さんの状況を見ながら対応したい。人が集まって感染拡大してしまうことは絶対に避けたいので、協力していただければ」と話す。「くれぐれも感染に注意してほしい」とも。
配布時間は10時~15時。無くなり次第終了。