新型コロナウイルス感染症拡大で苦戦をする熊谷市内の店を支援しようと現在、各店ごとに先払いで応援する「スクマム!クマガヤ みらいチケット」の取り組みが広がっている。
参加店舗はフェイスブックページでメッセージ、または熊谷市観光協会で申し込む
外出自粛や緊急事態宣言を受け休業や客足が遠のいている店を支えようと、地域の有志がプロジェクトを立ち上げた。熊谷市観光協会が窓口になる。
利用者は新型コロナウイルスが収束した後に「未来で使うチケット」として、参加店舗や熊谷市観光協会のオンラインショップなどで1枚2,000円のチケットを購入。チケットを先払い購入することで、キャッシュフローに困る店舗を支援することができ、店側は当面の現金収入を得られるメリットがある。有効期限はなく店舗が在る限り有効。釣り銭は出ない。
早々にオンラインショップでチケット購入があったという「大沢写真館」の店主大澤和規さんは「人生の節目やお祝い事に利用される写真店は今必要ではない。できることは限られているが、お客さまにはいずれ収束したら利用していただけるサービスを考えている。飲食店以外の事業者の方にも参加してもらい地域の取り組みを広げられれば」と話す。八木橋百貨店の向かい、煎茶のテークアウト専門店「108 ocha stand」の八木奈都子さんは「地域の人に店を知ってもらいたいと参加した。みらいチケットの購入者限定で『おちゃきっぷ』を用意した。営業再開したらご利用いただければ」と話す。
現在参加店も募集している。プロジェクトメンバーの臼杵健さんは「まず、チケットの発行宣言してほしい。地元の店、通っている店、お世話になっている店のあなたが困っているのに『頑張って』と言うしかないのがもどかしい、どうにか応援したい、手助けしたい。そう思っている人はきっといる。みらいチケットの発行は、そんなあなたの応援者の気持ちを救うことにもなる」と話す。
参加店はフェイスブックページまたは熊谷市観光協会(TEL 048-594-6677)で申し込む。