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熊谷に埼玉三大銘菓・五家宝の「熊谷きなこ屋」 世代超えて伝えたい味と技

看板犬「ころん」が商品ラベルになった「きなころん」

看板犬「ころん」が商品ラベルになった「きなころん」

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 熊谷市立玉井小学校近くの住宅街に5月1日、手のし五家宝の店「熊谷きなこ屋」(熊谷市高柳、TEL 048-580-3173)がオープンした。

店主の梅村さん家族と看板犬の「ころん」

 熊谷市の銘菓として知られる「五家宝」の魅力と技を広め、次世代に伝えたいと、五家宝店で修業を積んだ店主梅村昭典さんが開いた。

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 五家宝は「おこし種」を水あめで固め、棒状にした芯をきな粉に水あめなどを混ぜた皮で巻き表面にもきな粉をまぶした菓子。市内には老舗五家宝店が複数あり、学校給食にも登場する。地元熊谷市玉井地区出身の梅村さんは「市内には五家宝店がいろいろあるが、籠原方面にはないので寂しく思っていた。近隣で初出店だと思う」と話す。

 五家宝の材料となるきな粉は湿気に弱く扱いが難しい。加える水あめの量や芯の部分も季節や天候により微妙に変化し味を左右するという。梅村さんは機械に頼らず「手のし」にこだわり、柔らかな食感ときなこの香ばしい風味を大切にする。

 ラインアップは一口サイズに切り分けた「ひとくち五家宝」(500円)とコロンと丸めた「きなころん」(350円)。それぞれ「きなこ」「黒糖」「抹茶」のバリエーションがあるほか、焦がしきな粉をまぶした「プレミアム五家宝」(600円)、3種味くらべミックス(750円)も用意する。

 新型コロナウイルスの影響で緊急事態宣言も発令され、「こんな時期にオープンしていいのか」と迷いもあったという梅村さん。「オープンして近所の人が散歩で立ち寄ってくれたり、地元の友人が来てくれたり、周りの人たちが喜んでくれることがうれしい」と話す。

 店前にかかった黄粉色ののれんには同店の看板犬「ころん」もマスコットキャラクターとして描かれている。梅村さんは「五家宝は銘菓だが、若い世代にはあまり魅力が伝わっていないと思う。職人も後継者不足と聞く。幅広い年代においしさを広めて、興味ある人には積極的に技を伝えていきたい」と意気込む。

 営業時間は9時~17時。日曜定休。

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