コミュニティーFM放送局「FMクマガヤ」(熊谷市筑波)が5月14日から、熊谷市内の小中学校の教諭から子どもたちへメッセージを届ける特別番組「みんなに届け!先生たちからのメッセージ~リレーでつなぐくまがやの学校紹介~」の放送を開始した。
特別番組「みんなに届け!先生たちからのメッセージ~リレーでつなぐくまがやの学校紹介~」のタイムスケジュール
新型コロナウイルス感染症の影響で臨時休業が続き「ステイホーム」でがんばる子どもたちに先生から声を届けようと、熊谷市内の小中学校全45校の教諭がゲスト出演する特別番組。
メインパーソナリティーの進行で各校約20分間の生放送に出演、5月29日まで1日2~6校を予定する。各校ごと臨時休業中に行っている取り組みを紹介したり、校歌を流したりと、学校とのつながりを感じさせる内容。学校を離れている期間が長くなっている子どもたちへメッセージを伝える。
初回放送の14日には石原小と妻沼小の教諭が登場。石原小の先生は学校オリジナルのゆるキャラがあることや、地域との関わりが児童の学びにつながっていることを紹介。臨時休業中の児童に「読書チャレンジをがんばって」「学校のホームページを見て一日のリズムを作ってほしい」とメッセージを伝え「元気に過ごしていますか、皆さんが安心して登校できるその日のために先生たちは万全の準備している。体調管理をしっかりして登校できる日を楽しみにしてほしい」と呼び掛けた。妻沼小の先生は「まじめ、まめ、まろく」の校訓を説明。妻沼聖天山の境内を走るマラソン大会や歴史を学びながら観光案内ができるようになる「聖天マスター」など、妻沼地区ならではのさまざまな取り組みも紹介した。
パーソナリティーの新井弘美さんは「それぞれの学校の取り組みが伺えて、楽しく有意義な時間だった。学習面など不安になっている保護者もいると思うが、私も子を持つ親として先生方の思いが伝わってきてうれしかった」と話した。
番組には「先生の声が聞けてうれしい」「熊谷市の先生みんながんばって」と教諭らにエールを送るメッセージが届いた。新井さんは「現在通う生徒さんだけでなく、卒業して熊谷を離れている方からもお便りがあり、学校や先生とのつながりの強さ、影響力の大きさを感じた」と話した。「先生方の明るい声を聞き、子どもたちも保護者の皆さんもきっとホッとしているはず」とも。
次回は18日。10時台に熊谷東小学校と熊谷西小学校、15時台に成田小学校と大幡小学校を予定。タイムスケジュールはFMクマガヤのホームページやSNSなどで確認できる。