クレーンゲームの台数世界一で知られる行田のゲームセンター「エブリデイ行田店」(行田市下忍、TEL 048-598-8649)が現在、期間限定でクレーンゲームのリモート代行を行っている。
国道17号熊谷バイパス沿いにある同店。2012(平成24)年に一店舗当たりのクレーンゲーム台数でギネス世界記録に認定された。約350台のクレーンゲームは菓子やフィギア、スクイーズなど玩具をはじめ、埼玉銘菓や地元の農作物など特徴ある景品企画で工夫を凝らしリピーターも多い。
新型コロナウイルスの影響で4月8日から臨時休業しているが、クレーンゲームができず「楽しみを失った」というリピーターの声を受け、「何かできることはないか」とリモート代行を企画した。
内容は店内にいるスタッフが顧客に代わりクレーンゲームを行い、オンラインサービスで画面を共有しリアルタイムでやり取りができるというもの。プレー時間は10分、代行するスタッフの腕前により依頼価格が異なる。
利用者はツイッターアカウントが必要で、受け付け時間内に電話で申し込む。事前に送られてくるオンラインサービスの情報にアクセスすると店内スタッフと画面越しにやり取りできる流れ。企画の説明、事前決済、希望するゲーム機種や景品を確認して10分のプレー開始、オンラインサービスへの入室から退室まで1枠20分ほどになる。店長のナオヤ名人は「事前に希望を聞いて、できる限り回数多くプレーすることを心掛けている。画面越しにご覧いただきながら難しい局面に耐えたり成功して達成感を味わったり、スタッフと一緒に楽しんでもらえたら」と話す。「プレーを代行するスタッフは汗だく。緊張しかない」とも。
景品取得の確約はできないが、今までの利用者からは満足の評価を得ているという。店長は「オンライン上でお客さまとつながり、コミュニケーションが取れることもうれしい」と話す。
価格は、日本クレーンゲーム協会認定の達人検定3級スタッフ=1,000円、達人検定2級スタッフ=1,500円、行田店店長ナオヤ名人=2,000円。営業再開まで期間限定で開催予定。開催日時は公式サイトやツイッターで確認。