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深谷シネマ再開 ミニシアター・エイド基金など支援に感謝「次は恩返し」

営業再開初日となった7日、映画館前で話す竹石館長

営業再開初日となった7日、映画館前で話す竹石館長

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 新型コロナウイルスの影響で臨時休館していた深谷市のミニシアター「深谷シネマ」(深谷市深谷町、TEL 048-551-4592)が6月7日、約2カ月ぶりに営業を再開した。

前後左右に座席を空ける劇場内

 深谷七ッ梅酒造跡にある同館。新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言を受け4月9日より臨時休館していたが、埼玉県の休業要請緩和で感染拡大防止対策を講じ営業を再開することを決めた。

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 来場者には入場時の検温やマスク着用を求めるほか、場内各所にアルコール消毒液を設置し、常時換気、上映ごとに場内や座席を消毒、通常57席のところ前後左右の座席を空けて28席定員にするなど感染防止対策を実施する。

 7日~13日は劇映画「家族を想うとき」「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」、ドキュメンタリー映画「<片隅>たちと生きる 監督・片渕須直の仕事」と、4月に予定していた作品を順次上映予定。営業再開初日となった7日は57人が訪れた。

 館長の竹石研二さんは「臨時休館中に寄付を持参したり振り込んでくださったりする方があり、心からお礼を申し上げたい」と話す。映画監督の深田晃司さんや濱口竜介さんらの呼び掛けで、3億円を超える支援金が集まった全国のミニシアターを救え!キャンペーン「ミニシアター・エイド基金」にも助けられているという。

 竹石さんは「想像以上の支援。ありがたく思うと同時に映画の現場を考えると心苦しい。次は私たちが恩返しをする番、なるべく多くの作品を上映していきたい」と意気込む。「自粛要請の中、私自身何かが足りないと感じていた。食事や睡眠など最低限の生活だけでは人間の精神は満たされない、芸術や文化に触れて感動や笑い喜怒哀楽を感じることの大切さを改めて思う。ぜひビタミンシネマで心の元気を」とも。

 2010(平成22)年に七ッ梅酒造跡に移転した同映画館。NPO法人市民シアター・エフが維持管理。「市民のための映画館」を目指し賛助会員を募集するなど映画館存続のための活動を続けている。竹石さんは「暗い場内、大きなスクリーンで集中して見る映画の感動は思い出に残る。映画館に行くこと自体を楽しんでほしい」とほほ笑む。

 上映は1日5回。火曜定休。料金は、一般=1,200円、高校生=800円など。

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