行田市観光協会が6月9日、市内の観光物産品を取り扱うオンラインショッピングサイト「行田応援ショッピングサイト」を立ち上げた。
新型コロナウイルスの影響で客足が減っている行田市内の観光関連事業者を応援するとともに、日本遺産に認定された「足袋蔵など歴史的建造物が残る景観」や「のぼうの城」「陸王」など注目度の高い市内の観光スポットを紹介し、行田市の認知度アップを狙う。
行田市観光協会の吉松良祐さんは「以前から観光情報館『ぶらっとぎょうだ』で販売している足袋や在来青大豆、埴輪など行田ならではの商品を取り扱いネットショップで販路を広げていく。行田の豊かな観光資源をアピールすることで、オンライン上で行田観光を想像していただき、ぜひ市内で足袋蔵巡り、町歩きなど楽しんでもらえれば」と話す。
ラインアップは「足袋」や「ファッション」「食品」「アート民芸品」「衛生用品」など12カテゴリーに分かれ、ふるさと名品オブ・ザ・イヤー地方創生賞を以前受賞した「サムライ足袋」(2,200円~)や「手ぬぐいマスク」(1,100円)、吟醸酒かすをふんだんに使い自然の味と歯切れの良さが特徴の奈良漬「むさしの小舟」(1,000円)、陸王たび煎餅(1,080円)、行田在来青大豆を使った菓子「豆吉カステラ」(150円)「青大豆クッキー」(350円)、馬埴輪(3,500円)など。現在サイトオープン記念で送料無料キャンペーンを展開(6月末まで)。
陸王たび煎餅を出品する戸塚煎餅店の戸塚義男代表は「3月以降2カ月以上販売できない状態が続いていたのでネットショップオープンはありがたい。近隣の方はもちろん、全国へ行田の良いものを発信していきたい」と話す。生地染から自社で行い職人が一つ一つ作るサムライ足袋の武蔵野ユニフォーム小松和弘社長は「ネットショップを通じて国内外へ販路を広げられれば」と期待する。