熊谷商工会議所、くまがや市商工会が9月12日から、「今、この時だからチャレンジする価値がある」創業塾を開講する。
「今、この時だからチャレンジする価値がある」創業塾のちらし表
1999(平成11)年度に始まり、これまで600人が受講した同講座。これから創業しようと考えている人や事業アイデアを持つ人、起業・独立開業を考えている人、第二創業・後継者候補を対象に、創業に関する基礎知識を集中的に学べる場として展開する。
9月12日から毎週土曜の5日間、全17講座を予定する。中小企業診断士、税理士、行政書士、社会保険労務士など各分野のプロフェッショナルが講師を務め、受講者自身のビジネスプランを実際に作成する参加型講義が特長。創業の実態と心構えや資金調達の具体的手法など創業に関する基礎知識から経営の指針づくりの基礎とマーケティングについて、財務会計の基本、税務の知識、人材育成、経営法務など事業に最低限必要な知識を教える。
2010(平成22)年に行われた創業塾受講生の宮迫功次さんによる講義「ITを活用した販売戦略」、熊谷市内のカフェ「ホシカワカフェ」店主の鈴木洋介さんなど先輩経営者が熱いメッセージを伝える実践的体験談も予定する。
税理士の飯島賢二さんは「創業塾は起業する皆さんにとって、はじめの一歩。各分野のプロがここまで手厚く支援する商工会議所は全国でも類を見ないと思う。起業後にこそ創業塾での学びやつながりが生かせるはず、さまざまな支援や同期仲間とのやりとり、実践を通じて経営者としての経験を積んでいってほしい」と話す。
同商工会議所中小企業相談所所長の鈴木将史さんは「起業する予定がなくても受講することで得られる情報は多く、仕事や活動に役立つ可能性がある。この創業塾は地元で活躍している講師とのつながりもできる。卒塾後も支援を行っているので、地域のつながりを大事にしてほしい」と話す。
受講料は5,000円。定員25人。申し込みは熊谷商工会議所まで、電話(TEL 048-521-4600)とメール・ホームページで受け付ける。締め切りは9月9日。会場は熊谷市立商工会館(熊谷市宮町)。