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熊谷籠原エリアの曼珠沙華が見頃 花と郷土史テーマに自主制作CD配布も

久保島大神社でCDを手にする市内在住のソプラノ歌手長谷川さん

久保島大神社でCDを手にする市内在住のソプラノ歌手長谷川さん

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 熊谷市籠原エリア、久保島地区に群生する彼岸花「曼珠沙華(まんじゅしゃげ)」が見頃を迎えている。

久保島大神社の曼殊沙華

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 場所はJR高崎線、籠原駅と熊谷駅の間に位置する田園地帯。今年は新型コロナウイルス感染症の影響で例年開催されている「曼珠沙華の里まつり」が中止となったが、線路を挟んで「彩の国クールスポット100選」にも選定されている「久保島大神社」の境内を中心に稲穂の実ったあぜ道など、南北広範囲に点々と広がる約60万本の曼珠沙華を楽しむことができる。

 今年8月、「久保島大神社」の総代長を努める森田道和さんが久保島地区の郷土史を広め、次世代に伝えようとオリジナルCDを自主制作。市内在住の作曲家やソプラノ歌手に協力を仰ぎ、七五調の歌謡曲「久保島大神社甚句」と「曼珠沙華の里」、「曼珠沙華」のオリジナル曲3曲を収録した。すでに400枚を地元住民を中心に無料配布したところ反響があったため、1000枚追加し市内環境団体などに配布する予定。熊谷市の市民活動支援センター(曙町)でも配布する。

 森田さんは「あぜ道に長く続く久保島の曼殊沙華は、ソーシャルディスタンスを取って十分楽しめる。曼珠沙華で有名な日高市巾着田に比べればまだまだだが、自治会が中心となって農地・水保全管理支払交付金を活用しながら整備を進めている。都内から高崎線で一本のアクセスのよさを生かし、熊谷の新たな名物にしたい」と意欲を見せる。

 「曼珠沙華の里」「曼珠沙華」の2曲を歌った市内在住のソプラノ歌手長谷川淳さんは「『曼殊沙華』はデュエットで楽しめる名曲。地域の多くの方に歌ってほしい」と話す。

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