県立熊谷図書館(熊谷市箱田)で現在、温泉やバリアフリー旅行、ユニバーサルツーリズムに関する資料展示「ばばんば ばんばんばん~図書館で楽しむ温泉・観光~」を行っている。
11月3日に川越市立中央図書館で開く文化講座の講演会「温泉を諦めない!素敵(すてき)なバリアフリー温泉をご紹介します」の関連行事。図書や雑誌で温泉と観光に関する資料を視覚的に楽しめるよう展示し、温泉の湧き出る水音をBGMに使って旅行気分を演出する。高齢者や障がいのある人も旅行や温泉を楽しめる「バリアフリー旅行」や「ユニバーサルツーリズム」なども紹介する。
展示するのは温泉の写真や効能などを視覚的に楽しめる「温泉あれこれ」、旅館や全ての人が楽しめる旅行=ユニバーサルツーリズムについて紹介する「旅館と健康・バリアフリー」、温泉街や土産物など見るだけでも旅行気分が味わえる「観光いろいろ」のほか、埼玉県や近隣都道府県の温泉紹介など。ほとんどの資料が貸し出し可能で、実際に手に取り閲覧することができる。
10月1日、15日、11月5日は連携企画の映画上映会として正しい入浴法と効果を紹介する「温泉と健康」、古くから秩父路に伝わる「秩父七湯」を紹介する「山の湯けむり」を上映。上映時間約45分、入場無料、先着15人限定で誰でも鑑賞できる。
企画した人文・社会科学資料担当の岡戸裕哉さんは「バリアフリー温泉がテーマの資料展。新型コロナウイルス感染症の影響でなかなか遠出できないという方にも、それぞれの楽しみ方で温泉や旅行気分を楽しんでほしい」と話す。
11月8日まで。月曜、第4金曜(10月6日~9日は休館)。