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熊谷でジビエ研究会発足 アライグマなど捕獲し新たな食文化、創出

熊谷ジビエ研究会のメンバー。左からオスカー・ラビさん、萬年康平さん、熊谷市立江南文化財センターの山川愛希子さん、山下祐樹さん

熊谷ジビエ研究会のメンバー。左からオスカー・ラビさん、萬年康平さん、熊谷市立江南文化財センターの山川愛希子さん、山下祐樹さん

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 鳥獣被害対策や駆除後の利活用を研究する「熊谷ジビエ研究会」(TEL 090-1531-7218)が2月1日、熊谷市に発足した。

江南地域で発見された縄文時代の落とし穴遺構

 参加メンバーは熊谷市内で印刷会社を営む萬年康平さん、フランス出身のフォトグラファーでジビエ料理に詳しいオスカー・ラビさん、熊谷市立江南文化財センターの職員ら。野生動物の適切な管理方法や食文化としての利活用について研究を進める。江南地域の新山遺跡でシカやイノシシなどを捕獲し食用とした縄文時代の「落とし穴遺構」が発見されたことから、原始人の狩猟方法を含む「ジビエ」文化に関する歴史調査も行う。

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 狩猟で捕獲される野生鳥獣や動物肉はフランス語で「ジビエ(gibier)」と表記し、近年日本でも積極的に料理に生かし消費する取り組みが行われている。

 活動理由の一つに野生化した鳥獣が農業や人々の生活に被害を与える問題がある。熊谷環境政策課によれば、市内でも「アライグマ」の農作物被害も増えており捕獲数も年々増加傾向で、2019年度は470頭、2020年度は12月までに509頭に上り、駆除に向けた対策が急務となっているという。アライグマ捕獲従事者で江南文化財センターの学芸員、山下祐樹さんは「野生動物の理想的な生態系の形成を念頭に置きながら、新たな食文化の創出を試みたい」と意気込む。

 現在、「落とし穴遺構」周辺に所在する谷津沼の農業については「世界農業遺産」への登録を目指しており、「『熊谷ジビエ』の発信を通じて登録を後押ししたい。研究成果やレシピ案などの公開に向けて3月上旬にはブログを開設する予定」とも。