東松山駅近くのライブカフェ「東松山レトロポップ食堂」(東松山市箭弓町、TEL 0493-59-9303)が現在、期間限定で「喫茶れとろ」を開いている。
昨年12月にオープンから12年目を迎えた同店。東松山市と比企郡の「音楽の街づくり」を目的にジャズやフォーク、ロックをはじめブルース、カントリ-などさまざまなジャンルのライブを企画。店内にギターやベース、ドラム、ピアノなどの楽器をそろえて、年齢や経験問わず誰でも気軽に演奏を楽しめるライブハウスとして音楽と料理を提供する。ログハウス風の店内は天井が広く中央にあるライブステージとカウンター4席、テーブル20席を設ける。
新型コロナウイルス感染症の影響でライブ活動そのものを中止や変更を余技なくされる中、月22本以上行っていたライブステージを半数に減らし、ライブ中の入れ替え時間を倍にして店内を換気したり、アルコール消毒や席数を減らしたり工夫しながら営業を続け、オープンマイクや子ども食堂の活動なども行っている。
昨年4月の緊急事態宣言の際はテークアウトのみに切り替えてカフェを休業していた同店。「以前から喫茶をやってみたいと思っていた」という店長の高田虎太郎さんが、2度目の緊急事態宣言が発令された今年1月12日から、ランチタイム終了後に店を開け「喫茶れとろ」を始めた。当初2月7日までとしていたが緊急事態宣言の延長を受けて3月7日までとしている。
メニューは「たまねぎたっぷり煮込んだビーフカレー」(880円)や「鉄板焼きナポリタン」(880円)のほか、「クラシックパンケーキ(2枚)」(500円)、「クリームソーダ」(600円)、「レモンスカッシュ」(400円)など懐かしい喫茶メニューを用意。「お弁当から今夜のおかず、オードブルまで対応したい」とテークアウト商品にも力を入れる。
高田さんは「音楽は街を元気にする力を持っていると信じている。懐かしさと居心地のよいレトロな雰囲気の店内で音楽と食事を楽しんでほしい。おいしいパンケーキとホットコーヒーで心を癒してもらえれば」とほほ笑む。
営業時間は15時~17時。月曜・土曜・日曜定休。3月7日まで。(レトロポップ食堂の営業時間は12時~14時30分)。