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森林公園でハンゲショウ見頃 葉の色白く「半化粧」の姿見せ

夏至から数えて11日目頃の「半夏生」に花が咲き、花のすぐ下の葉が白く半分化粧したように変化する

夏至から数えて11日目頃の「半夏生」に花が咲き、花のすぐ下の葉が白く半分化粧したように変化する

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 国営武蔵丘陵森林公園(滑川町山田、TEL 0493-57-2122)で現在、ハンゲショウが見頃を迎えている。

野草コースやとんぼ池で各所約100株の色変わりが始まった

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 新型コロナウイルス感染症拡大防止のため5月15日から休園していた同園。6月21日から再開園した。同園は東京ドームの約65倍の広さを持つ全国で初めての国営公園で、雑木林を中心に池沼や湿地、草地などの多様な環境で貴重な動物、植物が見られるほか、日本最大級のエアートランポリン「ぽんぽこマウンテン」やアスレチックコースなどがあり、自然を感じながら幅広い世代に楽しめる場所として活用されている。

 四季折々の風景も見どころで、今春も一面を空色に染める約10万本のネモフィラ花畑や約70万本のアイスランドポピー、約4万本のルピナスなど色とりどりの花が来園者を楽しませた。5月15日から臨時休園となったため、職員が見頃を迎えたシャーレ-ポピーやアリウム・ギガンチウムなど花の様子は、SNSで発信してきた。

 現在、見頃を迎えているのは「ハンゲショウ」。野草コース・とんぼ池それぞれに約100株ずつ群生する。名前の由来は、七十二候の「半夏生」(現在の7月2日頃)に色を変えることや、葉の色が半分白く変わることから。「半化粧」とも呼ばれ、開花期には花のすぐ下の葉が白く色を変え、開花期が終わるとまた緑色に戻るという。園内では今後、ヤマユリやヒマワリなど夏の花の開花も見込む。

 6月18日に公式サイトで再開園を発表。「ご来園時のお願い」として密集を避け、マスク着用、手洗い、消毒などの感染予防への協力、体調が優れない人の来園は控えてほしいと伝え、「来場者一人一人の協力により公園の安全安心が維持される」と呼び掛ける。

 再開園に伴い一部施設では利用制限を設けており、現在、「モリ森ボール」「水遊び場(西口エリア)」「渓流広場水遊び場」は感染拡大防止のため利用できない。「ぽんぽこマウンテン」は、混雑時一回につき最大100人までの時間交代制で利用可能。ただし土曜・日曜・祝日は中学生以下のみの利用としている。今後も感染者数拡大の場合は再度臨時休園を実施する場合があるとし、状況に応じて対応する。

 開園時間は9時30分~17時。入園料は、大人(高校生以上)=450円、シルバー(65歳以上)=210円、小人(未就学児・小・中学生)無料。

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