児玉郡のサバイバルゲームフィールド「O.W.L.(オウル)」(児玉郡美里町)が5月7日に新しいフィールドをオープンする。
同施設は約1万坪の森林を利用したサバイバルゲームフィールド施設で、フィールド上には大小さまざまな通路が張り巡らされており、通路上に家屋や屋台、コンテナを設置。ゲーム中はバリケードとして利用できる。
同施設のフィールドマスター市川真悟さんは「今回新しいフィールドをオープンすることになったが、既存のフィールドとは違いほとんど道がない。これから遊んでくれるプレーヤーが進行ルートを試行錯誤しながら開拓していき、それが数カ月後道となっていく。プレーヤーと一緒にフィールドを作っていきたい」と話す。
市川さんは東京出身で音楽活動の傍ら、プレーヤーとしてサバイバルゲームを楽しんでいた。サバイバルゲーム以外にもさまざまな趣味を持っていたが、サバイバルゲームから始まる人と人とのつながり、エンターテイメント性に魅せられ美里市や周辺住人、地主に掛け合い2016年に同所を開業し運営者となった。
市川さんは「サバイバルゲームは危険な遊びと見られ、理解してもらうのが大変だった。地主さんの持っている土地をそのまま活用し、土に溶けるBB弾の使用を厳守することや危険な木々の排除、害虫駆除を定期的に行い、ゲーム自体にも厳しくルールを設けることで理解してもらうことができた」と話す。
今後の展望について市川さんは「協力してくれるスタッフも遊びに来てくれるプレーヤーもほとんどが知り合いで本当にありがたいこと。ただ小さくまとまるのではなく、サバイバルゲームの持つ可能性を世間に伝えていきたい。会社の新人研修として利用してもらうなど、女性や初心者さんにも利用してもらいたい。美里市からも認められる美里の有名観光スポットになれれば」と意気込む。
ゲーム参加料は、定例会=3500円(昼食込み)、平日貸切=2500円(昼食は別途500円)。
営業時間は8時~17時。