![「野菜巻き串 まんてん」の清水さん(左)とスタッフら](https://images.keizai.biz/kumagaya_keizai/headline/1632449443_photo.jpg)
熊谷市の居酒屋「野菜巻き串 まんてん」(筑波、TEL 048-514-0706)が9月16日、5周年を迎えた。
野菜巻き串とトンテキ、白身魚タルタル、サラダ、おばんざいなどボリュームのある「串とくセット」
「素材を大切に、一串一串丁寧に肉で巻いて焼き上げる」という野菜巻き串と季節の料理を提供する同店。場所は熊谷市の中心市街地を流れる星川から1本入った路地にある。店舗面積は約19坪。わら焼きする焼き場を眺められるカウンター11席と座敷12席、テーブル16席を設ける(現在は新型コロナ対策のためテークアウト販売のみ)。
店主の清水貴満さんは「以前からテークアウト商品を提供していた」と話す。SNSを積極的に活用し弁当や野菜巻き串のセットなど「家飲み用」「おうち需要」に合わせた商品を発信。DMや電話で予約を受け付けている。
ランチメニューは、「日替わり弁当」と「コッペパン・サラダセット」をそれぞれワンコイン(500円)で提供。清水さんは「毎日食べても飽きのこないメニューを考え、配達も強化している。ほかにも低温調理でしっとりとやわらかい『特製トンテキ』(1,000円)は一番人気」と紹介する。バスクチーズケーキやチョコテリーヌ、コッペパンでもデザートコッペなどのデザート類も充実させ、17時からは野菜巻き串を詰め合わせた「串とくセット」(2人分2,000円~)、「おつまみセット」(1,300円)などもそろえる。
昨年秋に始めた「コッペパン」は新たなファン獲得につながっているという。清水さんは「現在は日替わりで5種類を用意している。以前からコッペパンをやってみたいと気になっていて、中身が工夫できるし見た目もインパクトがある。お客さまの反応やインスタ投稿からインスピレーションを受けて組み合わせを考えている」と話す。
昨年の緊急事態宣言からテークアウト販売と時短で店内営業を続け、8月からはテークアウト販売のみにシフトした。5周年を迎え、清水さんは「コロナになって店内が利用できなくても、野菜巻き串が食べたいと常連のお客さんが買いに来てくれたり、SNSでコッペパンを見つけた人が来てくれたりしていてありがたい。世の中の状況に合わせて店を続けるために販売形態を変えてきた。振り返ればあっという間の5年間だった」と話す。「コッペパンの需要が増えてきたので、近くコッペパン専門店を立ち上げる予定」とも。
現在の営業時間は11時30分~14時、17時30分~20時。日曜定休。