10月31日に投票等が行われる熊谷市長選挙、熊谷市議会議員補欠選挙、衆議院議員総選挙、最高裁判所裁判官国民審査を目前に控え現在、熊谷市内では投票を済ませた来店客に特典を付与するサービスが始まっている。
熊谷駅前のベーグル店の店頭に登場した大きなメッセージ「なんとなくで投票しないよ、わたしの一票」
市内菓子店「沢田本店」(妻沼)は「選挙サービス」を提供。「みんなで投票すると街が素敵(すてき)になるはず。一票を大切に」と店頭やSNSを通じて呼び掛け、一部店舗で投票証明書を提示すると同店の代表商品「ちーず大福」を1個進呈している。同店の沢田真弘社長は「住む街のことをより良くするために自分で考えて投票するのが選挙。そのきっかけが『ちーず大福』でもいいと思う」と話す。「週末は手作り市『なんかやってるん会』やハロウィーンイベントもあるので投票してから楽しんでほしい」とも。サービスを提供している店舗は、さわた妻沼店、別府店、大泉店、大福茶屋。11月1日まで。
熊谷駅前のベーグル専門店「ウスキングベーグル」(筑波)の店頭には28日未明、「なんとなくで投票しないよ、わたしの一票」と大書したメッセージが登場。「しっかりと情報を得て考え、選んで投票する人が増えてほしい」との願いを込め、店主の臼杵健さんが4時間かけて手書きした。投票証明書持参で同店の代表商品「みそぱんベーゴー」1個贈呈するという。31日13時まで。
熊谷市選挙管理委員会事務局は市ホームページで「明日のため むだにしないで その一票」「皆さんの声を国政に反映させるよい機会ですので『よく見、よく聞き、よく考えて』投票しましょう」と呼び掛けるとともに、新型コロナウイルス感染症の感染拡大が懸念されるとして、期日前投票を希望する人には宣誓書に記載する事由「6天災・悪天候(のため投票所に到達が困難)」を認めるとしている。