小中高生の税に関する作品展が11月11日、八木橋百貨店(熊谷市仲町、TEL 048-523-1111)東側入り口で始まった。
展示作品は、コンクールで国税庁長官賞を受賞した県立熊谷高校1年・田原悠太郎さんの作文「『支えられる』から『支える』大人へ」をはじめ、高校生による「税の意義と役割について考えたこと」をテーマにした作文5点と中学生による「税に関する」標語10点、作文6点、小学生による「税金で造られている建物や行われている仕事」などの絵はがき11点の全32点。身近な消費税や災害、新型コロナウイルス感染症などの話題を通じて知った税金の大切さなど税のイメージや考えを表現した入選作品が並ぶ。15日18時には、FMクマガヤに熊谷税務署長と中学生2人が出演。熊谷税務署長賞を受賞した作文を朗読する。
毎年11月11日~17日の「税を考える週間」は、税の仕組みや使い道、必要性を考え国税や地方税に対する理解を深めてもらい、納税意識の向上を目的とした国税庁の取り組み。同様のコンクールのほか講演会などを全国各地で開いている。
熊谷税務署の春日裕司署長は「未来の国家財政を担う若者が真剣に考えてくれて、これから納税者になるという気持ちが伝わり、安心感が得られる。作品を見てもらい、税について大人も再度考えたり家族で話し合ったりするきっかけになれば」と話す。
同百貨店のほか、熊谷税務署管轄内の熊谷市役所や深谷市役所、寄居町役場などでも、それぞれの地域の児童や生徒の作品を展示している。
開催時間は10時~18時30分。17日まで。16日は八木橋百貨店の定休で休催。