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埼玉ワイルドナイツが開幕2連勝 市内も「ワイルド横丁」で応援、盛り上げ

前半30分、ディラン・ライリー選手のトライ

前半30分、ディラン・ライリー選手のトライ

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 ジャパンラグビーリーグワン ディビジョン1 第2節が12月28日、熊谷ラグビー場(熊谷市上川上)で行われ、埼玉パナソニックワイルドナイツ(以下、埼玉WK)が26-24でクボタスピアーズ船橋東京(以下、S東京ベイ)に勝利した。観客数は1万464人。

キック5本14得点を決め、終盤の再逆転でチームを勝利に導いた山沢京平選手。POM(プレイヤーオブ・ザ・マッチ)にも選ばれた

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 開幕戦を快勝でスタートした埼玉WKボールのキックオフで始まった試合は、立ち上がりから両チーム激しい攻防が続く展開。相手の反則から山沢京平選手がペナルティーゴールで先制、前半30分にディラン・ライリー選手がトライを決め、さらに相手の妨害で反則による認定トライを受けて、前半を20対3で折り返す。後半早々、この試合がデビュー戦となったオッキー・バーナード選手がイエローカード。3トライを奪われ逆転されるも、終盤に再び山沢選手がペナルティーゴールを決め再逆転。リードを守り切って26対24で勝利した。

 試合後、坂手淳史キャプテンは「本当にタフなゲームだった。こういうゲームが今季のリーグワンで増えてくると思う。(今回のような試合を)どれだけ自分たちの勝利にできるか、自分たちがメンタルの部分で焦らずにプレーし続けることができるかということにフォーカスしていきたい。皆で楽しんでつながり合ってどう勝って行くのか、試合後に全員で話した。教訓になるいいゲームだったんじゃないかと思う」と振り返った。ロビー監督は「タフな試合で勝利して光栄に思う。最後10分間で勝ち切れたことが、選手たちの自信につながっていく」と話した。

 寒空の熊谷ラグビー場で行われた新シーズン初のホストゲーム。試合途中に雨が降り出し冷たい風も吹いたが、熊谷ラグビー場は熱気に包まれていた。試合前にはAグラウンド前の南広場やバック広場にグッズ販売やキッチンカーなどが出店。マッチデーパートナーの山陰パナソニックが展開する「バディアートプロジェクト」が、合言葉やSNS投稿でオリジナルポストカードやステッカーを進呈するイベントを行った。試合前後には、熊谷ラグビー場恒例のスペシャルゲストDJ KOOさんがステージパフォーマンスで会場を盛り上げた。

 熊谷駅前では、熊谷市内の商店街と埼玉ワイルドナイツがコラボイベント「ワイルド横丁」を開催。「厳しい寒さに負けないワイルドな料理」を提供する飲食出店やラグビー版ストラックアウトなどの体験、ワイルドナイツの選手(橋本吾郎選手、吉沢拓海選手、谷口宜顕選手)による試合の見どころ解説、記念撮影、サイン会、握手会もあった。選手とのじゃんけんでは、来場者全員がなかなか勝てず、何度もやり直す場面があった。熊谷市商店街連合会の島村秀和副会長は「リーグワンが始まった当初はコロナ禍でイベントは難しかったが、ようやくワイルドナイツのホームの試合を一緒に盛り上げることができる。今後も開催していきたい。ぜひ試合観戦前は『ワイルド横丁』へ立ち寄ってもらえれば」と呼びかけた。

 次回の熊谷ラグビー場でのホストゲームは1月12日。三重ホンダヒートと対戦する。

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