行田こども居場所ネットワークの設立1周年イベント「みんなでもちつきparty」が1月19日、行田市男女共同参画推進センターVIVAぎょうだ(行田市佐間)で行われる。
行田こども居場所ネットワーク1周年イベント「みんなでもちつきparty」のチラシ
行田にあるこども食堂やフードパントリー、学習支援、子どもの居場所などの運営者が連携し、さまざまな課題解決に取り組む地域ネットワーク団体。現在10団体が参加している。設立1年の節目に団体同士が顔を合わせて交流し、関心ある人に取り組みを知ってもらって、「活動の発展につなげよう」とイベントを企画した。
当日は、市内の古民家に眠っていた臼ときねで餅つき体験を行い、あんこやきなこ、からみ餅などを作り、食べながら交流を深めてもらう。忍城おもてなし甲冑(かっちゅう)隊の「野原のぼ」さんをゲストに迎えて、行田市の歴史や地域を盛り上げる活動などを伝える企画も予定する。
同ネットワーク代表の野口智子さんは「設立後、こども食堂に参加する団体のネットワークづくり構築を行ってきた。定例会を月に1度行い、それぞれの活動内容や課題を共有。この1年でこども食堂が増え、少しずつ周知されてきている。協力企業との提携や食料などの寄付も増え、活動としては広がっている」と話す。「行政との協働も進んでいて、市が小中学生に居場所について取ったアンケート結果を共有するなどして、取り組める活動を模索したり、他県で子どもの居場所の取り組みをしている団体の視察に行ったりなどしてきた。本当に助けが必要な人にどう伝えるかが難しい面もある」とも。「1周年イベントで一歩前進できたら。今後も行田市が『こどもをまんなかに』のまちになっていけるよう、団体、市民、行政で連携していきたい」と意気込む。
開催時間は11時~13時。参加無料。同ネットワークのサイトで予約を受け付ける。当日の飛び入り参加も可能。