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熊谷でバリトンリサイタル 作曲家の木下牧子さんゲストに

「日本語のみのリサイタルは初めて」という原田さん

「日本語のみのリサイタルは初めて」という原田さん

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 「太陽の音楽会2025 ~愛する歌・木下牧子歌曲集~」が2月24日、熊谷文化創造館さくらめいと(熊谷市拾六間)で行われる。主催はムジカルダ。

リハーサルで集まる出演者

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 作曲家・木下牧子さんの歌曲作品を集めた同公演。ムジカルダ代表で、熊谷出身のバリトン歌手・原田勇雅さんは「オペラや舞台作品とは異なる、日本語の響きと詩情豊かな旋律が織りなす音楽に触れてほしい」と話す。

 木下牧子さんはこれまで、管弦楽、吹奏楽、室内楽、声楽など幅広いジャンルで作品を発表しており、合唱作品でも人気を集める作曲家。原田さんは「中学生のころから歌ってきた。愛する歌、大好きな作品ばかり」と話す。木下さんの作品は、やなせたかし、三好達治、谷川俊太郎など現代詩人の詩を基に世界観を表現し、日本語の響きの美しさを際立たせた楽曲としても知られる。当日は、代表作から2024年に発表された最新作までを網羅する約20曲を演奏する予定。会場には木下さんを特別ゲストに招き、楽曲制作や作品の背景について紹介する時間も設ける。

 出演は、原田さんをはじめ、ピアニストの津島圭佑さん、アルトサックス奏者の田中麻樹子さん。プロジェクションマッピングを使った演出で、詩と音楽から感じる世界観を視覚的に表現する。

 「私自身、音楽活動の中で特に大切にしてきた日本歌曲を演奏する。どの曲も素晴らしいが、プログラムの中から、皆さんきっと、一人一人が『好きな歌』に出合えると思う。好きな歌、大切な歌は心の支えになる。美しい日本語の響きがホールに満ちる瞬間は生でしか味わえない。この歌いいな、また聴きたいなという作品に出合ってもらえたら」と原田さん。

 13時30分開場、14時開演。チケットは全席指定4,000円。文化庁・舞台芸術鑑賞体験支援事業として、小学生~18歳以下限定で無料招待席も用意する。

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