
「熊谷肉汁うどんスタンプラリー第3弾」が2月21日、始まった。
熊谷うどん連合(KUU)はスタンプラリーに先駆けて広報新聞を発行した
2022年から行っている同企画。主催の熊谷市観光協会によると、これまで累計5000人が参加しているという。個性豊かな「肉汁うどん」を食べてスタンプを集め、埼玉のうどん文化を育む狙いがある。第3弾となる今回は、熊谷市内20店に加えて、県南西部の人気店5店が参加。開催期間も3カ月間に広げ、県内全域を巻き込んで展開する。
スタンプは、参加店で「肉汁うどん」を注文して冊子または熊谷市公式LINEアプリ「クマぶら」で集める。集めたスタンプ数に応じて、ステッカーやスマホ壁紙を進呈するほか、オリジナルグッズなどの賞品抽選に応募できる。今回は冊子とデジタルで景品が異なるため、並行して集める人もいるという。
観光協会は今回、新たに「うどんパワー偏差値(人口10万人あたりのうどん店数や小麦の収穫量などを基に算出するもの)」を示し、地域のうどん文化の浸透度を数値化した。埼玉県はうどんパワー偏差値=全国3位、熊谷市は2位。熊谷市観光協会の時田隆佑さんは「県内の小麦生産量は全国トップクラスで、特に熊谷市は県内有数の小麦産地。うどん文化は根強い」と話す。
同企画から派生した「熊谷うどん連合(KUU)」は、スタンプラリー参加者を「隊員」と呼び、日々SNSで肉汁うどん情報を共有したり、交流イベントを行ったりしている。隊員の中には前回ラリーで全店制覇2周の「エリート隊員」もいるという。
時田さんは「隊員のうどん愛に毎回驚いている。今回は期間が長いので、焦らずゆっくり楽しんでもらえれば。うどんをきっかけにして、熊谷へ来てもらうと同時に、熊谷から県内地域を巡ってもらうことで、埼玉県全体の魅力を発信したい。地域間の交流を活性化できたら」と意気込む。
5月22日まで。