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熊谷の精肉店「鳥末本店」が創業120周年 120日連続でクーポン発行も

店に立つ6代目店主・秋元紳太郎さん

店に立つ6代目店主・秋元紳太郎さん

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 熊谷の精肉店「鳥末本店」(熊谷市鎌倉町、TEL 048-521-0811)で4月15日、創業120周年企画が始まった。

「上からあげ」(左)と「ピリ辛ハーフチキン」

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 創業120周年にちなみ120日連続で、対象商品を割引販売するクーポンを発行する。購入時に、公式サイトのトップ画面に表示される「クーポン」を見せると10パーセント割引サービスを受けられる仕組み。6代目店主の秋元紳太郎さんが、SNSやホームページをチェックする若い人にも店を知ってもらおうと企画した。

 割引対象商品は、唐揚げ用の肉と唐揚げ総菜など6品目。「上からあげ(もも肉)」(100グラム=260円)「手羽なかハーフ(ピリ辛ハーフチキン)」100グラム=210円)「うま辛カリーチキン」100グラム=230円)「ほねつきチキン」(100グラム=210円)「竜田揚げ(むね肉)」100グラム=270円)「ハーフ味(ピリ辛上からあげ)」(100グラム=280円)。クーポンは、期間中何度も使うことができる。

 秋元さんは「総菜は、長年変わらない製法で一つ一つ丁寧に作っている。揚げ物は全て鶏油(チーユ)で揚げているのでヘルシーで低カロリー、香ばしくて風味もいい。素材を生かしたシンプルな味付けで提供している」と話す。

 鳥末本店は、秋元さんの曽祖父・秋元末次郎さんが1905(明治38)年に創業。創業当時はリヤカーでニワトリの卵やウサギの肉などを売り歩いていたという。同店のロゴマーク(ニワトリが卵を担いでいる)は、当時の様子を表している。

 秋元さんは「数え切れないほどたくさんのお客さまのおかげでここまで続けてこられた。皆さまに感謝したい。お客さまから、自分が子どものころに食べたものを孫にも安心して食べさせられるという声や、子どものころよく来ていて懐かしくて店に来てみたら今も元気に営業しているのを見ることができてうれしいという声をいただいている。お客さまも代々続いている」と話す。「次の世代を担う子どもにも安心して食べさせられる商品を届けたい。これからも安心安全な鳥末の肉を食べて、お客さまに笑顔になってほしい」とも。

 営業時間は10時~18時30分。日曜・月曜定休。創業120周年企画は9月30日まで。

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