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熊谷に「和食処 味彩」 黒ごまのペースト練り込んだごまそば、丼物も

店主・横山浩さん(左)と、明るい接客で、「お客さまと話すのが好き」という優子さん

店主・横山浩さん(左)と、明るい接客で、「お客さまと話すのが好き」という優子さん

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 「和食処(どころ) 味彩(あじさい)」(熊谷市肥塚、TEL050-1148-7779)が移転オープンして3カ月がたった。

その日の仕入れた魚で作る海鮮丼。200円増しでごまそばとセットメニューに

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 国道17号バイパス肥塚交差点近く、住宅街の一角にある和食店で、緑ののれんが目印。店舗面積は45坪。席数は掘りごたつ個室=2卓8席、テーブル=4卓12席。

 料理一筋44年という店主の横山浩さん。2021年、東京都文京区に夫婦で店を開いた。「ビジネス街にあり、昼は近くの会社員が気ぜわしく短時間で食べ、夜は仕事を終えた人たちが酒とさかなを楽しむ店だった」と振り返る。子どもが自立したタイミングで、「都心から近いちょっと田舎で、もっとゆっくり食事してもらえる場所に出店したい」と考え、移転を検討。熊谷駅から徒歩30分の場所にある住居付き店舗を見つけ、8月8日にオープンした。

 店名は、妻の優子さんが「テーブルに並ぶ彩り豊かな味」をアジサイの花のようにイメージし、「味彩」の2文字が頭に浮かんだことから付けた。

 メニューは「海鮮丼」(1,300円)、「天丼」(1,200円)、「鶏照丼」(1,000円)などの丼物のほか、そばメニュー「せいろ」(800円)、「天せいろ」(1,650円)、「サラダそば」(1,100 円)など。丼物にそばを付けたセットメニューも用意する。全メニューに茶わん蒸し、ミニサラダが付く。ミニ丼、ミニそばにドリンクとデザート付きの「お子さまメニュー」(600円)もある。ドリンクは瓶ビール、ハイボール、レモンサワー、コーラ、オレンジジュース、ホットコーヒーなどを用意する。

 客のほとんどが注文するのは、そば粉に黒ごまペーストを練り込んだごまそば。優子さんは「製麺している時、黒ごまの良い香りがして、お客さまに香りを届けたいと思う。お客さまが食べる時には、ほのかなごまの香りがする」と話す。麺つゆは日高昆布、本枯れ節、宗田節、さば節から取っただしと熟成させたかえしを合わせている。

 オープンから3カ月がたち、リピーターも付いた。浩さんは「海鮮丼や天ぷらが人気。同じ料理ばかりではお客さまも飽きてしまうと思うので、いろいろ試しながら営業したい」とほほ笑む。11月から弁当やおかずの注文販売を始めた。12月には持ち帰り用年越しそばの注文も受け付ける。

 営業時間は10時30分~15時30分。火曜定休。

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