
酒造メーカー「東亜酒造」(羽生市)が5月16日から、自社ウイスキー蒸溜所「羽生蒸溜所」のビジターセンターを一般公開し見学ツアーを開始した。
羽生蒸溜所ビジターセンター。見学ツアーは完全予約制(希望日の1週間前までに申込フォームより必要事項を記入)
20歳以上を対象にウイスキー造りの現場を見学してもらう。ポットスチル(蒸溜器)や糖化槽、発酵槽、たる貯蔵庫など、ウイスキーの主要な製造設備を公開するほか、ウイスキーができるまでの工程を展示し、スタッフが説明に当たる。展示パネルにはQRコードを設けて英語、中国語、韓国語の4か国語に対応している。見学後はゲストルームで体験試飲してもらう。アルコールが苦手な人や運転者にはソフトドリンクを用意している。要予約。料金は1,500円。
羽生蒸溜所は、1625年創業の肥土酒造本家をルーツに持つ東亜酒造が、1946(昭和21)年にウイスキー製造免許を取得し、1980(昭和55)年から自社蒸溜を開始したが2000(平成12)年にはいったん閉鎖。2021年、約20年ぶりにポットスチルを復元し自社蒸溜を再開している。ビジターセンター1階の売店ではウイスキーや清酒、オリジナルグッズなどを販売する。
営業時間は9時30分~16時。火曜・水曜定休。