
熊谷市観光協会は7月11日、熊谷うちわ祭に参加する全12町区の山車(だし)屋台をモチーフにしたオリジナルグッズ「熊谷うちわ祭 山車・屋台ふせん」 の販売を開始した。
全12町区を集めて並べれば、いつでも「たたき合い」を再現することもできる
7月20日から始まる「熊谷うちわ祭」を目前に控え、祭りを盛り上げるために販売した新商品のうちの一つ。発表した新商品は、伝統と現代のデザインを融合した「土産用うちわ」「抜染Tシャツ」「山車・屋台ふせん」の3種類で、観光協会が祭りにちなみ新商品を売り出すのは今回が初めて。
関東一の祇園(ぎおん)と称される「熊谷うちわ祭」。祭りの最大の魅力は、お囃子(はやし)を鳴り響かせながら市街地を巡行する、12町区の豪華絢爛な山車(だし)と屋台(やたい)にある。七つの町区が人形を乗せた「山車」を、五つの町区が「屋台」を保有し、いずれも繊細な彫刻やきらびやかな刺しゅうが施された幕など、「動く芸術品」と称されている。「熊谷うちわ祭 山車・屋台ふせん 」は、熊谷うちわ祭の主役=山車・屋台を 「実物の色合いに精密に、かつ愛らしく」描いたイラストが特徴。台紙の裏面には各町区の山車・屋台の由来や特徴を解説するなど祭りの歴史や文化を伝えている。観光協会スタッフは「観光のお土産として、お気に入りの町区を見つけてほしい 。地元の人や祭りファンなら全町区を集めて並べ、たたき合いを再現することもできる」と話す。1セット20枚入りで 価格は400円。 各町区500セット限定で用意する。
このほか、おはやしを習う際に口伝される文句の一部「チャンチキチ」を前面に、裏には奉納うちわでおなじみのうちわ祭の文字を配した「熊谷うちわ祭 抜染Tシャツ」(5,000円)、竹の持ち手とさまざまな柄から選べる「熊谷うちわ祭 土産用うちわ」(1,000円)も販売を始めた。
販売場所は、熊谷駅観光案内所のほか、祭り期間中の2日目(7月21日)・3日目(22日)は、駅コンコースの特設ブースでも販売する予定。