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熊谷・暑さ対策呼びかける 歴代最高気温更新で「暑さを競うのではなく」

暑いまちとして知られる熊谷。市民に馴染みのある八木橋百貨店の大温度計は、暑さの注意喚起を目的に掲出している

暑いまちとして知られる熊谷。市民に馴染みのある八木橋百貨店の大温度計は、暑さの注意喚起を目的に掲出している

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 全国的に猛烈な暑さになった7月30日、兵庫県丹波市・柏原で41.2度の日本歴代最高気温を更新したことを受け、熊谷市の小林哲也市長がコメントを発表した。

熊谷駅正面口。バス、タクシー乗り場の屋根には冷却ミスト

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 「本日、兵庫県丹波市において 41.2 度を記録し、歴代最高気温を更新することとなりましたが、本市においても命に影響を与えかねない厳しい暑さとなっており、市民の健康が非常に心配です。本市といたしましては、暑さを競うのではなく、引き続き、市民の皆さまの生命と健康を守るため、暑さ対策、熱中症予防に取り組んでまいります(以上、原文ママ)」と小林市長。

 この日は、福知山(京都福知山市)、久世(岡山県真庭市)、西脇(兵庫県西脇市)の3地点で40度を超え、熊谷の最高気温は14時30分の36.3度だった。

 2018年7月23日に国内最高気温を観測した熊谷市や周辺地域は、40度超えの危険性と熱中症予防を日頃から各市長が商業施設やスーパーの店内放送や防災無線などを通じて繰り返し呼びかけている。

 熊谷市は駅前の冷却ミストや市内約30カ所のクーリングシェルター(避暑施設)の設置、スマートフォンで涼める場所(クールシェアスポット)が分かる仕組みを導入、日よけや省エネエアコン設置への補助、市民への熱中症予防啓発、緑のカーテン推進事業など、官民一体となった多角的な対策で「暑さ対策日本一」を目指している。

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