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熊谷・金融12機関が垣根越え連携 フードドライブで

フードドライブ合同贈呈式に集まった12機関の代表と熊谷なないろ食堂の山口代表(中央)

フードドライブ合同贈呈式に集まった12機関の代表と熊谷なないろ食堂の山口代表(中央)

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 熊谷市内の12の金融機関で構成する「熊谷金融連絡会」が9月18日、合同で行ったフードドライブで集めた食品や日用品をこども食堂「熊谷なないろ食堂」(熊谷市石原、TEL 048-577-8578 )に寄贈した。

贈呈式で感謝と地域の現状を伝える山口さん

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 参加したのは、埼玉りそな銀行、埼玉縣信用金庫、熊谷商工信用組合、武蔵野銀行、商工組合中央金庫、みずほ銀行、三井住友銀行、群馬銀行、東和銀行、足利銀行、八十二銀行、第四北越銀行の12機関。

 フードドライブは家庭にある賞味期限内の未開封食品などの寄付を募る取り組み。ひとり親世帯や困窮世帯を対象に食材や日用品を配るフードパントリーの活動につながり、フードロス対策の一環も担っている。同連絡会では常任幹事(埼玉りそな銀行)の呼びかけで「熊谷金融連絡会の地域貢献活動」としてフードドライブを行うことに全員が賛同。8月27日~9月10日の2週間で各機関の従業員やその家族から寄付品を募り、50リットルのコンテナ約30箱分を集めた。

 熊谷なないろ食堂の山口純子代表は「(合同フードドライブと聞いて)本当に驚いたし感激した。普段、競合する機関が一つになって、地域のために何ができるかを考えて行動に移してくれたことがありがたい」と話す。「私たちのフードパントリーには今、150世帯以上の家庭が登録している。フードドライブやこども食堂という言葉を聞いたことがあっても、困窮家庭は表面上は見えにくいし、身近な事として捉えるのは難しい。今回12機関の皆さんに話を聞いてもらい、地域の現状を伝えることができたことは大きい」とも。

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