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熊谷の夏の風物詩「大温度計」、今季の役目終え撤去

135日間にわたって熊谷の暑さを伝え続けた大温度計。今年は8月5日に40.7度、8月30日にも40.2度を観測し、2日間の40度超えとなった。例年彼岸前に撤去していたが、今年は異常な暑さだったため1週間延長した

135日間にわたって熊谷の暑さを伝え続けた大温度計。今年は8月5日に40.7度、8月30日にも40.2度を観測し、2日間の40度超えとなった。例年彼岸前に撤去していたが、今年は異常な暑さだったため1週間延長した

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 八木橋百貨店(熊谷市仲町)の東口に設置されていた「大温度計」が9月26日、今季の役目を終え撤去された。

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 熊谷の夏の風物詩として親しまれている大温度計。設置期間中は毎日11時と14時に熊谷地方気象台の発表に合わせて手作業で気温を反映する。

 全国的に異常な暑さが続いた2025年夏、熊谷市の最高気温は8月5日の40.7度だった。大温度計を設置した135日間のうち猛暑日(35度以上)は53日。観測史上最多記録を更新した。

 16日は9時30分から開店待ちの客などが見守る中、撤去作業が行われた。

 同店営業戦略主幹の宮地豊さんは「全国各地で猛暑が記録されている。国内最高気温は伊勢崎市に引き渡したが、この大温度計は皆さんに暑さ対策を促すためのもの。来年も引き続き設置する」と話す。「大温度計は観光スポットとして認知が広がり、県内外から来てくれるようになった」とも。

 暑さが続いたことで、店では秋物衣料の売れ行きが例年より大幅に遅れた一方、暑い日は火を使わずに済む総菜品やハンディクーラーなどが好調な売れ行きを見せたという。

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