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道の駅開業見据え「熊谷らしさ」伝える商品募集 市が認定・指定へ

妻沼のネギ畑で熊谷ブランド「晴れまち」をアピールする市職員

妻沼のネギ畑で熊谷ブランド「晴れまち」をアピールする市職員

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 熊谷市が11月26日、新たな熊谷ブランド「晴れまち」の認定品募集を開始した。

熊谷ブランド「晴れまち」の指定品(晴れまちFARM)生産者インタビュー

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 熊谷ブランド「晴れまち」は、熊谷市で生まれた産品の魅力を束ね、広く伝えていくための地域ブランド。3月に始動し「こころ、晴れる、モノ語り」をコンセプトに、認定品と指定品の二本立てで展開する。

 認定品は「熊谷らしさを持った産品」を年に1回、市が募集。認定されると市の公式PRやふるさと納税、BtoB展示会への出展支援などが受けられる。農林畜産品、加工品、工芸品、工業製品から事業者独自の商品を発掘し、市外への発信を強化するという。指定品は五家宝や熊谷染など伝統的に生産されてきた物や、米、麦、ネギ、ニンジン、大和芋、ブロッコリー、イチゴ、ブルーベリー、ブドウ、栗など生産量の多い品目を市が指定し、地産地消を推進する。

 同事業では農家と飲食店のマッチングによる新メニュー開発や加工業者との連携による新商品開発など事業者間の連携を市がサポートして新たなビジネスチャンスの創出を図る。「2028年3月の道の駅開業を見据え、熊谷らしい土産物は何か?ということからが始まった」と農業政策課の夏目雄介さん。広報広聴課の富田卓弥さんは「実際に現場で、まちの魅力を作り出している皆さんと一緒に熊谷をPRしていきたい。熊谷ブランドを通じて生まれた商品や取り組みをまち全体の魅力として発信できれば」と意気込む。

 認定品の対象は市内事業者が提案する熊谷らしさを主軸とした商品。審査は認定基準に照らし、熊谷ブランド推進協議会が行う。応募には「晴れまちクルー」への登録が必要。生産者に限らず、飲食店、加工業者、小売店、熊谷市内で産業に関わる全ての事業者への登録を呼びかける。夏目さんは「農業従事者の高齢化や減少が進む中、『稼げる農業』を実現することが重要なキーワードになっている。農産物を作るだけでなく、市内の飲食店や事業者と連携し、地域内で経済が循環する持続可能な形を作っていきたい。熊谷の産業全体を盛り上げる仲間になってほしい」と話す。

 認定品募集は2026年1月30日まで。

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