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熊谷・上之雷電神社に新設「境内図」 印刷会社とデザイン会社が共同で奉納

(左から)「AK・design」の熊谷代表、「プリントライフ」の萬年社長、「上之雷電神社」の川端宮司

(左から)「AK・design」の熊谷代表、「プリントライフ」の萬年社長、「上之雷電神社」の川端宮司

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 熊谷市の印刷会社「プリントライフ」(熊谷市平戸)とデザイン会社「AK・design」(末広)が12月17日、建造物などの紹介や説明を入れた「境内図」を上之雷電神社(上之)に奉納した。

境内にある建物や小さい社、歌碑、祭神の名称などを紹介する「境内図」

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 縦100センチ、横150センチの「境内図」は、熊谷市内一の広大な境内面積を誇る同神社の入り口に設置。「拝殿」をはじめ、「神楽殿」など建造物の名称、点在する小さい社(やしろ)や碑、祭神を紹介する。緑に囲まれた神社を描いたマップの絵は、ドローンで上空から撮影した画像を基に、「AK・design」の熊谷明美代表が水彩画風に仕上げた。熊谷さんは「建物の位置関係や縮尺の比率も忠実に再現した。神社へ奉納させていただくのは、今年までの大きな感謝の気持ちと来年以降未来への祈りを込め、心を込めて作成した」と話す。

 「プリントライフ」社長の萬年康平さんは「神社の行事などの看板やホームページの依頼を受けて宮司のビジョンを聞き、統一感を持ってブランディングを進めようとデザイナーの熊谷さんに加わってもらい、神社で開くイベントに関わるものまでさまざまな物を作成してきた。奉納は感謝の気持ち。神社を維持していくための役に立てれば」と話す。「ホームページやロゴマークなどのデザインでも発信していくことで、氏子だけではなく一般の人たちや電気関係の企業などにも知ってもらい、皆で一緒に維持していきたい」と熊谷さん。「人とのつながりも生み出していけたら」とも。

 同神社の川端康稔宮司は「新年に向けて立派な『境内図』を奉納いただきうれしい。『境内図』があることは格の一つであり、見せようとする意識の高さが参拝者の心に届くと思う」と話す。「当神社では新たな信仰形態を考え、おさい銭に電子マネーを導入するなど若い人にも理解してもらえるよう現代の形に整えている。新しく、雷電神社ならではの願いを『雷速』で天へ届ける、鋭いイマズマ型の『雷絵馬』も用意した。『神々に守られ心の充電ができる場所』にお参りいただけたら」とも。

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