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熊谷に着物・洋服のリメーク店「SAKURA工房」 技術を地域に役立てたい

林さん(前列左から2番目)と工房スタッフ。思い出の品、捨てられない一着を引き受け、具体的な案がなくても、ベテランぞろいの工房スタッフがアイデアを出し合い、提案する

林さん(前列左から2番目)と工房スタッフ。思い出の品、捨てられない一着を引き受け、具体的な案がなくても、ベテランぞろいの工房スタッフがアイデアを出し合い、提案する

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 着物や洋服のリメークを手がける「SAKURA工房」(熊谷市桜町2、TEL 048-526-9212)が熊谷地方気象台近くの住宅街にオープンして、1月10日で2カ月を迎える。

「SAKURA工房」の作品例。名古屋帯からジャケットへ

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 工房を立ち上げたのは、熊谷で約30年間にわたり洋裁教室「ホームクラブSAKURA」を主宰する林由子さんと、生徒として長年通い続けているベテランメンバー10人以上。テレビ番組「70歳からの起業」特集を見た林さんが呼びかけたところメンバーらが賛同。1カ月足らずでオープンにこぎ着けたという。

 得意分野は、たんすに眠る着物や、大切な思い出のある服などをフォーマルや普段着やに仕立て直すリメーク。素材の風合いを生かしながら新しいデザインを提案する。費用は個別に見積もる。費用例は、「スカートからベストへのリメーク」(5,000円~)や「ジャケットからベストへリメーク」(3,000円~)など。手間のかかる着物のリメークは1万円以上が目安となる。

 リメークしたい品物を工房に持参してもらい、仕上がりイメージの相談に乗る。具体的な案がない人には用途や好みに合わせてイメージを提案する。柔軟な対応も特徴で、ミシンで自作したい人には教室でミシンを貸し出したり作り方をサポートしたりする。縫えない人からは制作そのものを受託する。

 若い世代に向けたワークショップも開く。入園・入学シーズンに向けた通園バッグや上履き入れを作る体験講座を企画し、ミシンを持たない保護者にも手作りの機会を提供する。林さんは「子どものために作った、という経験を通して親子の思い出づくりを応援するためのもう一つの試み」と話す。通園・通学グッズのセット制作も受け付けており、好みの布を持ち込めば、必要な6点一式を持ち込んだ人と一緒に仕上げることも可能。

 「教室の皆さんが主役になれる場をつくりたいと構想した。長年教えてきた技術と、生徒同士のつながりを次の世代に手渡したい」と林さん。工房メンバーらは「長年磨いてきた技術を地域に役立てたい」「世代を超えて集える場づくりを」「みんなで仲良く楽しく年を重ねていきたい」と意気込む。「1人ではできないことも、ここなら力を出し合って形にできることが本当にありがたい」とも。

 営業時間は10時~16時。土曜・日曜・祝日定休。

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