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熊谷にコーヒー店「永井珈琲焙煎所」 注文受けて焙煎、非日常空間テーマに

「日常の喧騒を離れて、非日常空間を提供したい」と店主の永井さん

「日常の喧騒を離れて、非日常空間を提供したい」と店主の永井さん

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 コーヒー店「永井珈琲焙煎所(ばいせんじょ)」(熊谷市玉井、TEL 048-511-0664)が熊谷にオープンして3カ月がたった。

小型直火式焙煎機が並ぶ店内。焙煎機が回り出すとコーヒーの香りが店いっぱいに広がる

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 じか火式焙煎機を使い、注文を受けてから生豆を焙煎する同店。「豆の鮮度を大切にしているので、焙煎したてのおいしさを届けたい」と最小単位200グラムから販売する。焙煎時間は約15分。電話注文にも対応する。

 併設するカフェは、「日常の騒がしさを離れて、非日常を感じられる空間」をテーマに、濃い木目調のインテリアと控え目な照明で落ち着いた空間を演出。カウンター2席、テーブル3卓6席を設ける。

 カフェメニューは、「永井珈琲ブレンド」「淹(い)れたてアイス珈琲」「本日の珈琲」(以上、500円)、「カフェ・オレ」(600円)、「バニラ・オレ」(700円)、「オリジナルアイスティー」「ルイボスティー」(以上、500円)、「和栗モンブラン」「自家製コーヒーゼリー」「バスクチーズケーキ」(以上、450円)など。

 店主の永井健斗さんは学生時代からカフェを巡り、いつかコーヒーに関わる仕事をしたいと思っていた。社会人になり、漠然と出店を考えていたところ、じか火式焙煎機を使った提供スタイルに出合ったという。「コーヒー豆は焙煎後、時間がたつにつれて酸化してしまう。新鮮な豆を提供するには注文が入ってから焙煎するこのスタイルがぴったりだった」と永井さん。「多くの店は、店のお薦めで焙煎したコーヒー豆を販売するが、当店は浅いり、中いり、深いりとお客さまの好みに焙煎して提供できるところが特徴」とも。

 店頭には「永井珈琲オリジナルブレンド」(200グラム1,300円)を含め常時15種類以上の生豆が並ぶ。永井さんは「オリジナルブレンドはエチオピアをメインに、苦みも酸味も香りもバランスがよく整った飲みやすい一杯。ブラジルやコロンビアなど定番からお薦めの個性派もそろえている」と話す。

 オープンから3カ月がたち、近くに住む人がリピーターになり、徐々に口コミも広がっているという。永井さんは「豆を買って自宅で飲みたい人、店で飲むコーヒーが好きな人など、コーヒーの楽しみ方はさまざま。甘くしたりミルクを入れたり、飲み方も自由でいいと思う。仕事や家事育児などの忙しさから少し離れて、コーヒーを飲みながらゆっくり過ごしてもらえたら」とほほ笑む。

 営業時間は10時~17時(土曜・日曜は19時まで)。月曜定休。

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