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行田で指揮者・西本智実さん指導「音楽創造プロジェクト」 小学生が合同授業

歌のイメージを伝え、指導する西本さんと、歌声を響かせる児童ら

歌のイメージを伝え、指導する西本さんと、歌声を響かせる児童ら

 世界的指揮者の西本智実さんを招いた合同音楽授業「音楽創造プロジェクト~音のちからプログラム~」が7月9日、10日、行田市内で行われた。

現在小5の児童たちが中3になるまで、5年計画のプロジェクト

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 2030年に開校する義務教育学校の通学区域となる東小、南小、埼玉小、下忍小、忍小、太田小の5年生が参加。統合後の新しい学校像を児童や地域が共に描き、音楽を通じて新しい学校づくりへの参加意識を育む交流事業の一環として行った。当日は、産業文化会館や各校の音楽室で2校ずつがペアを組み、西本さんの直接指導の下で合唱曲を題材に音楽の持つ物語や背景、構成要素を学びながら互いの歌声を聴き合った。

 事前練習を重ねてきたという児童たちは、西本さんから発声方法や言葉の届け方、体全体を使った表現の仕方について具体的なアドバイスを受けた。初めて声を合わせたにもかかわらず、息の合った歌声を響かせた児童たちに、西本さんは「本当に今日初めて合わせたの?2つの学校の歌声がよく合っている」と感心した様子だった。児童の一人は「練習通りにきれいに歌えて良かった。西本先生に教えてもらえて楽しかった」と話した、別の児童は西本さんと直接会話を交わしサインをもらった経験を「人生の宝物」と振り返った。「この経験を生かしてみんなで頑張りたい」とも。

 西本さんは「私は、音楽を通じて子どもたちに逆境を乗り越える力(レジリエンス)を伝えたいと考えている。長い人生で逆境に立つことがあるかもしれない、それを乗り越える力を音楽の学びから得てもらいたい。音楽は心身への影響や自然の物理現象など、さまざまな領域をつなぐ「蝶番」のような役割を果たす学術的なもの。だからこそ、単に音楽を教えるのではなく、多角的な学びを通じて人生を生き抜く力を授けられれば」と力を込める。「(子どもたちは)実に生き生きとしていて、一人一人が自分の世界を持っていると感じた。その個性を生かしながら歌に表現できるよう進めていく」とも。

 市教育委員会学校教育部教育指導課指導主事兼主幹の莇慎也さんは「子どもたちが心から音楽を楽しんでいる姿が印象に残った。音の持つ力を大切にしながら、みんなで一つのものを作り上げていく喜びを体験してもらいたい」と話す。

 プロジェクトは本年度全4回行われ、5年間継続する。

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