見る・遊ぶ 暮らす・働く 学ぶ・知る

深谷で水俣病公式確認70年記念講演会 次の世代に伝えたい

深谷で水俣病を知る会代表の光栄みほ子さん

深谷で水俣病を知る会代表の光栄みほ子さん

 水俣病公式確認70年記念講演会「こどもたちに繋(つな)ぐ『水』『土』『命』のこと」が9月13日、深谷市花園文化会館アドニス大ホール(深谷市小前田)で行われる。

[広告]

 主催する「深谷で水俣病を知る会」は、水俣病公式確認70年を記念して今年5月に発足した市民グループ。代表は熊本出身の父が水俣病患者だった光栄(みつはな)みほ子さんが務める。光栄さんは長年、父親が水俣病患者であることから社会とのつながりを持てずにいたが、水俣フォーラムが主催した「水俣病70年 環東京連続講演会」に登壇し、初めて患者家族として経験を伝えたという。その内容に共感した京都大学教授の藤原辰史さんの協力で今回の講演会が実現した。

 当日は、水俣病についての問いかけに答えていく形式の映像資料「水俣病ビデオQ&A」を上映。藤原さんが「水俣病から私たちは何を学ぶのか」をテーマに記念講演を行い、その後、光栄さんと対談する。

 藤原さんは農業史や学校給食の歴史などを専門とする歴史学者で、食と農、命の大切さを水俣病を通して伝える著書や講演活動を続けている。光栄さんは「なぜ今深谷で水俣病の講演会なのかと思う人もいると思うが、水俣病は目の前の海の恵みを当たり前に食べていただけで命や尊厳が奪われた事件であり、食と深く結び付いている。豊かな農地が広がる深谷で開催することに意味があり、次の世代に知ってほしい」と話す。「水俣病に限らず、助けが必要な人は見えていないだけで隣近所にいるかもしれない。水俣病を改めて知ってもらうことで、助け合いや、子どもたちにつなぐ水・土・命のつながりを来場者と共に考える機会にしたい」とも。

 13時開場、14時開演。チケットは前売り券=1,000円、当日券=1,200円、大学生以下無料。全席自由。申し込みは電話(TEL 090-9818-8485)、専用フォームで受け付ける。

熊谷経済新聞VOTE

「冷や汁」を知っていますか?

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
ALL