「日本さくらの名所100選」の一つ「熊谷桜堤」の桜の木を使った燻製(くんせい)用ウッドチップ「さくらスモークチップス」が4月11日、発売された。
4月30日注文分まで送料無料。購入者全員に熊谷桜堤のポストカードを進呈する
同商品を販売するのは熊谷市観光協会で、「熊谷桜堤」の更新伐採木を使う。価格は500グラム=1,000円。ホームページでは「新商品『さくらスモークチップス』を使ってスモークチーズをつくってみた!」として、実際に市販のプロセスチーズをスモークチーズにする様子を紹介する。「さくらスモークチップス」のほか燻製器、カセットコンロなどを使い、所要時間は約2時間。燻製後、半日から一晩寝かせれば食べることができるという。
「熊谷桜堤」は全長2キロに約500本のソメイヨシノが咲き、毎年多くの花見客でにぎわう熊谷の観光名所。以前から老木になった木を伐採して若い木を植栽する作業が行われていた。維持管理の過程で発生した伐採木を活用したアップサイクル商品を企画した同観光協会が公式オンラインショップと観光協会店頭で販売。売上げの一部を苗木の購入など「桜堤」の維持管理に充てる。
同商品を企画した時田隆佑さん(同観光協会)は「熊谷の桜を使った桜のチップ。桜を見るだけでなく燻製も楽しんでもらい、桜堤の維持管理にもご協力いただければ」と呼びかける。「香りが強くどんな食材にも使いやすい。肉と魚が特にお薦め」とも。
4月30日注文分までは送料無料とし、購入者全員に熊谷桜堤のポストカードを進呈する。