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ゴルゴ松本さんが母校で「命の授業」 開校150周年記念講演

母校で「命の授業」を講演するゴルゴ松本さん(昭和54年度卒業)

母校で「命の授業」を講演するゴルゴ松本さん(昭和54年度卒業)

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 タレント・ゴルゴ松本さんが6月10日、母校の深谷市立花園小学校(深谷市小前田)開校150年記念講演で「命の授業」を行った。

「命」の漢字を体を使って表現するゴルゴ松本さん

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 同小は1873(明治6)年に前身の用土学校(用土村蓮光寺)、小前田学校(小前田長善寺)、永田学校(永田不動尊)が開校し、時代を経て2006(平成18)年の市町村合併により改称した。在校生徒数は726人。

 記念講演は、150周年の節目に記念式典を準備していた実行員会メンバーが「子どもたちに何か思い出に残るものを」と同校卒業生のゴルゴさんに依頼し、「母校で命の授業」が実現した。

 当日は新型コロナ禍のため、4~6年生が体育館に集まり1~3年生と保護者は各教室からライブ配信を通じて参加した。体育館の檀上に上がったゴルゴさんは、早々に6年生の一人を「相方」として舞台に上げ、「祝」の字を2人の体で表現して開校150周年を祝った。

 ゴルゴさんはホワイトボードに大きく文字を書いて、「命」「誕」「愛」「和」「恩」など漢字に込められた意味を児童らに語りかけ、ユーモアを交えながら「あいうえお」の母音の役割を説いた。「誕生日はお母さんが命を懸けて産んでくれた日。感謝の言葉を伝えよう」「自分の夢や目標を宣言すると未来に近づく。好きなこと、やりたいことを続けてほしい」など、汗だくになりながら手や足、体全体を使って文字を表現するゴルゴさんの話に児童らは耳を傾け、積極的に手を挙げたり質問に答えたりしていた。児童代表の6年生は「言葉は心というところが印象に残った」と話していた。

 強瀬哲朗校長は「生命の尊さや夢、希望をもつ大切さなど、まさに今、学校で課題になっていることや取り組んでいることを伝えてもらった。ゴルゴさんの話を聞いた子どもたちが元気に笑顔になったことが良かった」と振り返る。「今後の教育活動につなげていきたい」とも。

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