深谷市が8月1日、地域通貨ネギーの利用で支払額の20%を還元する「ポイントバックキャンペーン」を始めた。
同市が発行する「深谷市地域通貨ネギー」は、QRコードを印刷したカードまたは、スマートフォンを利用してキャッシュレス決済ができる地域通貨。通貨の単位は市特産の「深谷ねぎ」にちなんだ「negi(ネギー)」で1negi=1円に換算する。通常時のポイント還元率は1%のため1000negiを支払うと10negiの還元だがキャンペーン期間中は還元率を20%に増加させ、1000negiの支払いで200negiを還元する。一人当たりのポイントバック上限額は1万negiまで。予算額(ポイントバック分6,000万円)に達し次第キャンペーン終了となる。
市では、市役所本庁舎1階の多目的ホールにサポート窓口を開設。アプリのインストール方法やカード発行、窓口で現金チャージを行うなど、地域通貨ネギーの利用をサポートするほか、マイナンバーカード新規取得や利用追加でマイナポイントをネギーに付与する「地域通貨ネギー×マイナポイント事業」、利用者の紹介でネギー取扱店の登録につながるとポイント進呈する「地域通貨ネギー ごひいき店紹介キャンペーン」などを同時展開。キャンペーンを通じて地域通貨ネギーの利用者拡大とキャッシュレス決済の推進、市内事業者を支援するという。
同市産業振興部 産業ブランド推進室の境野秀樹さんは「キャッシュレス決済を使ったキャンペーンは他の地域でも行われているが、『ネギー』で付与できるのは深谷ならでは。市民の皆さんはもちろん、ネギーはどなたでも利用できる。夏休みのタイミングで需要喚起し、新型コロナ感染対策を講じた上で買い物や外食を楽しんでもらえたら」と話す。
ネギー取扱店は756店(8月1日現在)。飲食店や食料品店、酒米販売、電気量販店はじめスーパーマーケット、ドラッグストア、コンビニエンスストアなどさまざま。道の駅など市内10カ所以上で現金によるチャージが可能なほか、アプリタイプは全国のセブン銀行ATMでもチャージできる。
8月31日まで。