「渋沢栄一×福澤諭吉オリジナルポスト」が8月4日、深谷市役所(深谷市仲町)に登場した。
「YUKICHI&EIICHI」の文字と握手する2人。それぞれの紙幣発行年が記された右面
2024年に新たに発行される1万円札紙幣肖像交代へ向けた深谷市と中津市(大分県)の連携事業の一環。新紙幣の顔となる渋沢栄一翁の生誕地深谷市と、現行紙幣の肖像である福澤諭吉の故郷・大分県中津市。両都市が連携して情報発信し、紙幣肖像バトンタッチを盛り上げる狙いがある。
オリジナルポストが設置されたのは市役所本庁舎西側の駐車場入り口付近。植え込みの角に真っ赤なポストが目を引く。支柱を除いた本体の大きさは高さ83センチ、横幅46センチ、奥行き56センチ。正面向かって右面には、両手でしっかり握手する渋沢栄一と福澤諭吉のイラスト、向かって左面には深谷産レンガが使われた東京駅が描かれ、正面に渋沢栄一翁と「生誕の地 ふかや」の文字がデザインされている。
集荷は11時38分ごろと17時12分ごろの1日2回。(日曜祝日は9時25分ごろと16時45分ごろ)。8月5日から集荷を開始する。当日行われた除幕式で小島進深谷市長は「昨年大河ドラマからの渋沢栄一翁の盛り上がりはまだ終わっていない。紙幣肖像のバトンタッチを中津市と一緒に盛り上げたい。市役所に設置したことで多くの市民に見てもらえる。ぜひポストを利用してほしい」と呼びかけた。2020年に庁舎を建て替えた深谷市役所。旧庁舎にはポストがあったが、新庁舎にはこれまでポストはなかった。ラッピングポストの設置は深谷市内で初めて。
ラッピングポストは同日、中津市役所にも設置され、除幕式が行われた。