スープカレーの店「ふじたや」(行田市若小玉、TEL 048-554-6056)がオープンして1カ月がたった。
「店内でのんびりしてほしい。お客さまとお話できるのが楽しみ」と藤田さん夫婦
インド人から習ったカレーを自分流にアレンジして「オリジナルスープカレー」を追究した店主の藤田久美子さんが開いた。国道17号バイパスと熊谷羽生線をつなぐ県道沿い。来店客は入り口前の注文記入場所で用紙に記入し、事前清算する注文方法。両親が住んでいた一軒屋を改装した店内は入り口で靴を脱いで上がる。店舗面積は約14坪。カウンター5席、テーブル4席を設ける。
提供するカレーの種類は1種類のみ。スパイスの利いたチキンベースのサラサラしたスープ状のカレーで、4段階の辛さとライスの量を選ぶ。価格は、200グラム(ライス200グラム、ルー300グラム)=660円、300グラム(ライス300グラム、ルー400グラム)=770円など。トッピングはゆで卵(80円)、チーズ、ほうれん草(以上110円)を用意する。
「20年以上前、インドの方が教えてくれたカレーのおいしさは衝撃的だった」と藤田さん。当時は辛くて食べきれなかったが「辛いだけじゃない、おいしい」とスパイスの使い方や材料を自分好みに変化させ、家族や知人に事あるごとに振る舞っていたという。オープンのきっかけについて藤田さんは「親の介護が始まりさまざまな制約がある中で、何かできることはないかと考えた。昔からバーベキューやホームパーティーなど人をもてなすことが好きだったので、皆に好評だったカレーを提供しようと思った」と振り返る。「カレーは現在も進化中。さらに追究したい」とも。
オープンから1カ月がたち、近所の人や近隣工場で働く人が立ち寄ったり、SNSで知ったという人が来店したりと徐々に口コミが広がっている。藤田さんは「テイクアウトはもちろん、店内でお客さまと交流できることがうれしい」と話す。
営業時間は11時~14時、17時~20時。