ジャパンラグビーリーグワン2022-23に向けた埼玉パナソニック ワイルドナイツの出陣式が10月4日、熊谷スポーツホテル パークウィング(熊谷市上川上)で行われた。
熊谷を本拠地とするラグビーチーム「埼玉パナソニック ワイルドナイツ」は、国内最高峰ジャパンラグビーリーグワンで優勝し初代王者となった。新シーズン開幕に向けて士気を高め結束を呼びかけようと後援会が開いた。
会場では9月11日に行われた優勝パレードの動画が流れた後、熊谷陣屋太鼓保存会が陣屋太鼓でチームのさらなる発展の願いを込めた「飛翔」と熊谷うちわ祭を表現する「熊谷の祭り」のメドレーを演奏。太鼓の音を背景に監督と50人の選手たちが登場すると場内は拍手で迎えた。
埼玉パナソニックワイルドナイツ後援会の大久保和政会長は「3年ぶりの出陣式。トップリーグのラストチャンピオン、リーグワンの初代チャンピオンに続く3連覇を熊谷スタジアムで見たい。チームは埼玉を含める北関東全域をエリアとして活動している。法人企業や地域の皆さまと共に大きく飛躍していこうという誓いの下、我々もしっかりバックアップしながら、ラグビータウン熊谷を世界に向けて発信していきたい」と力を込める。
ロビー・ディーンズ監督が選手一人一人の名前を呼び、紹介する場面もあった。ロビー監督が「名前を呼ばれたら前に出てきて。まだトライを決めていない人は、トライした時の決めポーズを(予告)して」と話すと、選手たちは前に出て一礼したり、ガッツポーズを取ったりして意気込みを体で表現し、普段と同じありのままの様子で会場を盛り上げた。
「参加できてよかった。久しぶりに選手の顔が見られてホッとした。群馬から埼玉へ移ってもファミリーのようにこれからも応援する」と三洋時代から応援しているというファン夫妻。ベースボールシャツを着用した市内在住の男性3人組は「コロナ対策のために選手と話ができなかったのは残念だが、イベントに参加して連覇へ期待が高まった。社内でワイルドナイツの試合結果などを共有している。明るい話題が増えて、いいコミュニケーションになっている」と話した。
熊谷市歯科医師会のスタッフは「選手に会えてうれしい。大興奮。会員宛てのメルマガでワイルドナイツ情報を掲載している。地元ファン層を広げたい」と意気込む。藤沢商事の藤沢裕文取締役は「社内報で(ワイルドナイツの)活動を掲載している。行田市と熊谷市の境に会社があり、社員やパートさんは行田市からも来ているので近隣市町に広めたい。新シーズンも企業サポーターとして熱く応援していく」と話していた。
新シーズン開幕は12月17日。熊谷ラグビー場で東芝ブレイブルーパス東京と対戦する。