女子プロサッカーリーグ・WEリーグのちふれASエルフェン埼玉が10月29日、熊谷陸上競技場(熊谷市上川上)でホーム開幕戦を戦い、アルビレックス新潟レディースに1-0で勝利した。入場者数は1741人。
リーグ第2節で今シーズンのホーム開幕戦。試合前には西妻沼幼稚園の鼓笛隊がパフォーマンスで会場を盛り上げ、オープニングセレモニーには同社ブランドミューズの藤原紀香さんが来場。キックオフセレモニーをナビゲートした。
試合前選手らに「強い気持ちを持って、チャレンジャーとして立ち向かおう。弱気になるな」と声をかけた田邊友恵監督に応えるように、序盤から積極的に攻めゴールに迫り会場を沸かせたEL埼玉。前半38分、サイドからこぼれたボールを吉田莉胡選手が流し込んで先制。後半押される場面があったもののこの1点を守りホーム開幕で白星を挙げた。
試合後吉田選手は「前半の入りから、自分たちが今目指している『前からガンガンいってボールを奪い、ゴールに迫る』というサッカーができた中での得点だったので、いい形ができていたと思う。後半、前半よりボールを保持できる時間が減って、相手に蹴られてゴールに迫られるシーンが増えていったが、自分たちが最後まで集中を切らさず戦えたところが勝利につながった」と振り返った。試合前のアップでスタンドに大勢のファンを見て気持ちが入ったという吉田選手。「見に来てくれた人に勝利を届けられたことがうれしい。今シーズンはもっと一緒に喜び合える試合ができるように頑張りたい」とも。
次のホームゲームは、11月26日、ジェフユナイテッド市原・千葉レディースと対戦する。