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熊谷・妻沼小島でヒマワリ4万本ライトアップ 農家と大学生がコラボ

ライトアップ、リハーサルの様子

ライトアップ、リハーサルの様子

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 ヒマワリ畑をイルミネーションで飾るライトアップイベントが11月5日、熊谷・妻沼の遠藤ファーム(熊谷市妻沼小島)で行われる。

一日限定のイルミネーション案内チラシ

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 熊谷の妻沼小島、利根川の河川敷で野菜を収穫した後の畑を休ませるために花を育ててハチミツを採り、花を肥料にまた野菜を作る「持続可能な農業」を行う同ファームと、関東学園大学学生がコラボ企画として行う。

 コラボのきっかけは今夏、同ファームの遠藤政子さんが恒例のヒマワリ迷路で「蜂蜜ドリンク」を販売しようと自然素材のストローを探していた際、学生が提案するSDGsプロジェクトの「草ストロー」を見つけて採用したことから。地域活性につながる活動を積極的に応援する同大・地域活性協力隊の学生とやり取りするうちに遠藤さんから「一緒にヒマワリ畑でイルミネーションイベントをやろう」と声をかけた。

 会場は広さ2200平方メートルのヒマワリ畑。約4万本のヒマワリに白や青、黄色など2万5000球のLEDライトを飾り、畑全体を光で彩る。学生たちは畑の平面図から来場者の導線を考え、フォトスポットやメイン広場を作ったり、リハーサルで光を調整したりと準備を進めてきた。参加した同大学経済学部経営学科2年の阿部翔太さんは「実際に点灯してみると予想と違ったり、コードが足りなかったりしたので、その都度相談しながら進めている。ヒマワリは夏のイメージだが、この時期に咲くヒマワリの良さを知ってもらいたい」と話し、1年の矢島康成さんは「遠藤さんと関わって、他者と協力して何かを成し遂げる貴重な機会をもらった。びっくりするくらい広大な畑で、ライトアップされたヒマワリの美しさを見てほしい」と来場を呼びかける。中谷淳一准教授は「メンバーにはマーケティングを学ぶ学生が多い。自分たちで企画・運営する経験は生きた学びになる」と目を細める。

 遠藤さんは「駐車場から会場まではとても暗いので、懐中電灯かスマホのライトで足元を照らしながらゆっくり来てほしい」と呼びかける。「気温がぐっと下がるので暖かい服装も忘れずに。ホットドリンクの販売もある」とも。

 開催時間は17時~20時。入場料は、1人=500円、小学生以下は保護者同伴で無料。雨天時は11月6日に延期。

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