埼玉パナソニックワイルドナイツのビジター試合を応援するパブリックビューイングが2月26日、ショッピングセンター ニットーモール(熊谷市銀座)1階イベント広場で行われた。
150インチ相当のスクリーンに映し出されたのは、神戸総合運動公園 ユニバー記念競技場(兵庫県)で行われたジャパンラグビーリーグワン1部第9節、コベルコ神戸スティーラーズとの交流戦。熊谷市が遠方開催の試合観戦機会を提供し、地域の人たちと一緒にチームを応援してもらうことでラグビーと埼玉ワイルドナイツそれぞれのファンを増やそうと企画した。
スクリーン越しにワイルドナイツの選手が登場するとにわかに熱気を帯びる会場内。攻防激しく苦しい時間もある中、場内からはスクラムにエールを送る手拍子が起こり、強烈なタックルに声が上がった。トライが決まると歓声に包まれ、チームの旗を振って喜ぶファンの姿が見られた。試合はワイルドナイツが48-10で快勝。開幕から9連勝した。
市内から訪れた夫婦は「ホームなら観戦に行くが、神戸はさすがに遠いのでパブリックビューイングがあってよかった」「ワイルドナイツはもちろん相手チームも応援している。ラグビー全体が盛り上がってほしい」と期待を寄せる。
ホームの観戦と同じ青いチームTシャツと応援グッズ持参で参加した女性は「自宅でも配信を見られるが、大勢で盛り上がれて一体感があって楽しかった。応援の息が合っていたので結構コアなファンが来ていたのでは」と話していた。「市長が優勝パレードを約束してくれたので期待したい」とも。
市内外、県外からの来場者もあり、会場内に用意した100席は満席。会場を取り囲むように立ち見する人や広場を見下ろす2階からパブリックビューイングに参戦する人もいた。