熊谷桜堤の桜(ソメイヨシノ)の標本木が開花し3月17日、熊谷地方気象台は桜の開花を発表した。
桜の開花は、標本木が5、6輪開花した状態になることで発表される。3月17日の開花発表は観測史上最速の2002(平成14)年と同日の記録。統計開始以来、最も早い開花となった。平年(3月27日)より10日早く、昨年(3月24日)より7日早い。
熊谷桜堤は「日本さくらの名所100選」に選ばれた桜の名所。約2キロにわたって植えられた約500本のソメイヨシノと荒川土手を一面覆うように咲く菜の花とのコントラストが楽しめる。「ソメイヨシノ」は開花から満開(八分咲き)になるまでの期間が比較的短く約1週間とされ、花見のシーズンも間もなく始まる見込み。23日から「熊谷さくら祭」が開催され、ぼんぼりの設置と夜桜ライトアップ、露店も出店する。