![妻沼聖天山歓喜院本坊を出発する稚児行列](https://images.keizai.biz/kumagaya_keizai/headline/1681980551_photo.jpg)
子どもの成長を願い、華やかな衣装を着て境内を練り歩く「稚児行列」が4月18日、妻沼聖天山(熊谷市妻沼)で行われた。
妻沼聖天山春季例大祭付祭(つけまつり)の一行事。毎年4月18日に行われている。
新型コロナの影響で2020年以降神事のみに縮小したが、稚児行列は例年通りに毎年、行ってきた。地域の子ども13人が参加し、着物やきんらん、はかまを身に着けて、男の子は鳥帽子(えぼし)を、女の子は豪華な飾りが付いた天冠をかぶり、化粧を施し、保護者に手を引かれながら歓喜院本坊へ集まった。
当日は出発前から、雨がパラパラと降り始め、それぞれ大きな傘を差しての出発となった。僧侶を先頭にホラ貝の合図で本坊をスタートした稚児行列一行は、参道をゆっくり進み、中門、仁王門から本殿の横の大師堂へ参拝。僧侶が石舞台で庭儀式を行った後、稚児たちには散華が授与された。参加した母親は「元気に育ってほしい」と話していた。
沿道には行列を見守る近隣住民や観光客の姿があった。近くに住むという女性2人は「毎年楽しみにしている」「小さな子たちの晴れ姿が見られてよかった。親御さんもうれしそう」と笑顔で話していた。