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熊谷・妻沼聖天山で稚児行列 無病息災願い、境内練り歩く

妻沼聖天山歓喜院本坊を出発する稚児行列

妻沼聖天山歓喜院本坊を出発する稚児行列

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 子どもの成長を願い、華やかな衣装を着て境内を練り歩く「稚児行列」が4月18日、妻沼聖天山(熊谷市妻沼)で行われた。

保護者に手を引かれながら歓喜院本坊へ集まった稚児行列の一行

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 妻沼聖天山春季例大祭付祭(つけまつり)の一行事。毎年4月18日に行われている。

 新型コロナの影響で2020年以降神事のみに縮小したが、稚児行列は例年通りに毎年、行ってきた。地域の子ども13人が参加し、着物やきんらん、はかまを身に着けて、男の子は鳥帽子(えぼし)を、女の子は豪華な飾りが付いた天冠をかぶり、化粧を施し、保護者に手を引かれながら歓喜院本坊へ集まった。

 当日は出発前から、雨がパラパラと降り始め、それぞれ大きな傘を差しての出発となった。僧侶を先頭にホラ貝の合図で本坊をスタートした稚児行列一行は、参道をゆっくり進み、中門、仁王門から本殿の横の大師堂へ参拝。僧侶が石舞台で庭儀式を行った後、稚児たちには散華が授与された。参加した母親は「元気に育ってほしい」と話していた。

 沿道には行列を見守る近隣住民や観光客の姿があった。近くに住むという女性2人は「毎年楽しみにしている」「小さな子たちの晴れ姿が見られてよかった。親御さんもうれしそう」と笑顔で話していた。

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